MRワゴンのGYROIDさんが投稿したカスタム事例
2018年10月16日 10時23分
MRワゴンで個人的に体験して友人にも提案・施工した事
・ABSは基本的にターボグレードのみと捉えて良い
モコは標準装備としてNA車&ターボ車どちらとも着いているが、MRワゴンではターボグレード意外はオプションとなっており、オプション設定しない限りはABSが着いていない。
・NA車ならブレーキパッドはセミメタル系から!
MRワゴンスポーツ(ターボグレード)は純正13V(13インチ専用ベンチレートディスク)ブレーキだがNA車は12S(12インチソリッドディスク)ブレーキ、そのためNA車では強い制動力を必要とする場面では確実に不利になる。
>純正装着のパッドは[NAO材質]と呼ばれる物でディスクに対する攻撃性(ディスク面の摩擦時に削る力)が低く設定されているもので制動力と攻撃性を両立させ常用使用に支障の無い味付けとなっている。
しかしそれがゆえにスズキ車特有の〈ふんわりした感触のブレーキフィール〉だと咄嗟のブレーキでは冷や汗もので時には対応が遅れることもある、そのため簡単に出来る事としてパッド自体の制動力を上げて上げることである。セミメタル系は初期制動から効きが良いためインチアップ車にも最適である。
ターボ車はともかくNA車は12Sディスクで中央よりにパッドが配置されるのでそれだけでも制動力は低めである、ターボ車とNA車を乗り比べたらわかるのだがたった1インチアップしただけでブレーキの効きは全然異なるため制動力はもしもの時に備え強化しておきたいものである。
ちなみにターボ車もNA車もパッドは同じであるためターボ用のブレーキパッドを着けたからといって制動力が上がることは無いのでここは注意である。
>次に写真のような大口径ホイールを装着している車に至ってはブレーキパッド交換では慣性重量も変わってくるので対応がむずかしくなってくる、NA車では15インチまでが無難なインチアップ最大値である。
NA車に~16インチを狙うのであればブレーキをターボ用の13Vに変更しパッドも交換しておくのが一番無難な判断である。
写真は17インチ5.5Jとかなり大きいため重量も重いため13Vのパッド交換ではいささかロックもしたことが何度もあった、そのため[kei Works・初代スイフト]に装着されている14Vブレーキに交換し、パッドもセミメタルとしているがロックもしなくなりまともに走れる仕様としている。
基本的にターボ車のブレーキインチアップならキャリパーサポート&ディスクだけでインチアップ出来てしまうが、そのままではなく必ずブレーキのOHをしておき、ピストン固着等の最悪の事態に劣らぬよう対策しておきたい。
NA車はキャリパーASSY&ディスクで交換可能となる。
ネジ穴位置は同じであるためトレードオンが可能。
⚠ディスクは新品を!ディスクにも使用限度が有ります、ディスクの厚みが少なくなったままだと新品パッドを入れたときにディスクの山に当たり正常な制動力が得られないことがあります、純正パッドだとしてもそれは当たり前でパッド位置が変わる場合があります❗
・リアドラムブレーキはシュー交換&OHが疎かになりがち
ブレーキが新車に比べて悪くなったと良く相談を受けOH・シュー交換はいつしたか質問するとフロントブレーキ以上に変えてない人がほとんど。
当たり前と言っては当たり前。なかなか減らず交換もしない人も…
フロント以上に仕事量が少ないと思いきや、ディスクブレーキよりドラムブレーキの方が制動力は高い方、利きを調整されているために減りにくいだけ。
リアは定期的なOHとパッド交換はしておきたいものです。