デミオのサーキットトライアル選手権・15MB・#シバタイヤ・シバタイヤTW200・クルマが遅いんじゃない、人間が遅いんだ!に関するカスタム事例
2022年07月07日 11時33分
DJデミオの15MBとBMW118i sportに乗っています。 最近、久し振りにモータースポーツに復帰しました。 ⇒レース復帰年の2021年は、耐久レース優勝×3回、サーキットトライアル優勝×3回でした♪ 2022年は、耐久レース優勝×1回、2位×3回、サーキットトライアル2位×1回でした! 2023年は、耐久レース優勝×3回、サーキットトライアル3位×1 2024年は、一時お休みですが、復帰を模索中→耐久レース特別戦リタイア(タービンブロー涙)
CTの皆さんお久し振りです♪
久し振りの投稿&遅くなってしまいましたが、サーキットトライアル選手権に参加してきました!
また、今回はタイヤをいつものBRIDGESTONE POTENZA Adrenaline RE004から、話題のシバタイヤ(TW200)に換えて走ってみましたので、シバタイヤのレビューもあわせてレポートしたいと思います!
相変わらず本業が忙しく、練習が出来ないまま挑んだ筑波サーキットトライアル選手権ですが、当日は激しい雨の予報…
サーキットに到着すると、霧雨のような状態で、ウェットを覚悟して車両の準備を進めました。
すると、走行開始直前に晴れてきたので、慌ててタイヤの空気圧をドライセッティングに合わせます汗
シバタイヤは高速を走っただけでも、かなり温まるのが早く、かなり柔らかいタイヤという印象だったので、最初は空気圧を高めにし、ある程度タイヤが張った状態で走れるようにセットしました。
ちょっとムッチリして見えるシバタイヤ。サイズは195/50R15をチョイス。
走行開始時は、空気圧をいつもより高めにしました。
第1ヒートを走り終え、タイムはベストの約2秒落ち。
路面はほぼドライで走れたものの、タイムは伸びません…汗
シバタイヤの感触は、縦グリップ強めで、かなり柔らかい印象でした。
使い始めたばかりということもあってか、かなりブロックが捩れるorショルダー柔らか目という感じです。
Potenza RE004も結構柔らかいのですが、シバタイヤはそれよりも遥かに柔らかいです。
先程も述べましたが、縦グリップはかなりあるものの、横グリップは縦ほどではなく、ダンロップコーナーではアクセル全開で進入するとリアが流れていました汗
1ヒート走ったあとのタイヤは、まあまあ溶けていましたが、綺麗に磨耗していました!
1ヒート走行後の右前タイヤ。キャンバー付いてないので外側ばかり減りますが、綺麗に減っています。
右リアタイヤも綺麗に減っています。やはりフロントほどは磨耗しませんが、熱は入りやすいです。
左前タイヤ。やはり外側のショルダーが減ってます。キャンバー付けようかな…(笑)
左リアタイヤ。リアも外側が減っちゃいますね。もったいない(笑)
1ヒートの走行データです。恥ずかしい走りですが、公開します(笑)
アタック時のタイムのバラつきはそれ程ないので、シバタイヤだとこのペースなのか?
まあ、結構失敗はしているので、ほぼ自分の責任ではあります…(笑)
続いて第2ヒート!
第2ヒートは、小雨から完全に晴れに変わり、ドライでの走行でした!
気温が高いですが、1ヒートでは走行後に空気圧が上がりすぎていたので、かなり落としてスタート。
やはり、空気圧が低いとコーナーでヨレます。熱入りが早いので、1周目を攻め気味に走れば直ぐに温まります。
シバタイヤのグリップ感は、RE004より横グリップがないイメージでした。
筑波の1コーナー、ダンロップ、最終コーナーはリアが出ます。
反対に、1ヘア、2ヘアなどの縦グリップが必要なコーナーはほとんど変わらずに走れます。
自分の印象ですが、かなり難しいタイヤだと感じました。
ネットのインプレを見ると、かなり良い評価だったので、どれ程なのかと思ってチャレンジして(シバいて)みましたが、RE004クラス(TW200)のタイヤの練習用やジェネリックタイヤとしての役割は期待できるという感じでした。
良い点は、
①熱入りが早い(かなり早い!)
②周回しても熱ダレは穏やか(タイムは落ちるかも知れませんが、グリップ感が如実に落ちるとかはないです)
③ブロック・ショルダーはかなり柔らかく、乗り心地は悪くない(下道も高速も普通に乗り心地いいです)
④TW200のメーカータイヤに比して、2000~3000円安い。(ただし、RE004の方がグリップ感と素直な特性で運転しやすかった)
改善を要する点は、
①縦に比して横グリップが弱い(この差が難しい…)
②絶対的なグリップは、RE004より少し落ちる。71RSと比べたら全然違います(TW自体全然違うと思いますが…)
③全体的にゴムが柔らかく、ブロック・ショルダー剛性が弱め。(ステアリングを切り込むと分かります。ただ、乗り心地は良いので、トレードオフになってしまうかも)
柔らかいせいか、走行後には若干ブロックが千切れていました。
④他のアジアンタイヤよりも2000~3000円高い(ただ、性能はそれなりに良いので、妥当なのかも)
下手くその自分が偉そうにインプレッションするのもなんなのですが、これから使おうと思っている方や、シバタイヤさんの性能・品質向上に少しでも役立てばと思い、述べさせて頂きました。
2ヒート後の右前タイヤ。ショルダーの減りが顕著ですが、特段の異常はありません。
同じく右リアタイヤ。タイヤカスを拾っちゃいました…
左リアタイヤ。綺麗に磨耗しています。
左前タイヤ。ショルダーの磨耗とセンターリブの磨耗が顕著です。
左前タイヤのサイドビュー。
やっぱりショルダーの減りが凄い…
タイヤ柔らかいんだろうな…
ちなみに、左前は多少のブロック飛び(欠ける程度)がありました。
筑波サーキットは、左前にかかる負担が大きいからなのかも知れません。
以前、耐久レースでもRE004がトレッド剥離を起こして、コーナーがめちゃめちゃ難しくなったことがありました(笑)
2ヒートの走行データです。またまた恥ずかしい走りですが、公開(笑)
1ヒート目よりもタイヤに合わせて乗れたと思いますが、16秒は切れず!
RE004のベストが14秒916なので、シバタイヤ(TW200)は、同じTW200でもRE004の1.2秒落ちでした。
ただ、時期が秋と初夏で全く異なるので、同じ時期でテストしてみないと正確な差は分かりませんね。
71RSでは、更に0.5秒近く速いので、1.7秒落ちということになります。こちらも涼しい時期の記録なので、明確には比較できませんが、コーナリングスピードのデータを見ると、全然違いました。(まあ、値段も全然違うので…)
総じて、シバタイヤ(TW200)はTW200の各社タイヤと比べれば、十分ジェネリックタイヤとして通用するレベルにあると思いました。
一方で、絶対的なグリップでは少し劣り、癖のある性格であるのも事実です。
良い点も注意が必要な点も理解されたうえで、購入・使用されるのが良いかと思います。
ちなみに、肝心な競技結果はクラス最下位となりました(涙)
ロードスターとヤリスカップカーが相手なので、分が悪いのは承知ですが、タイヤを生かしきれず、セッティングにも戸惑ってしまい、デミオの実力を発揮しきれませんでした…(涙)
しかしながら、今後も人間のスペックを上げながら頑張っていきますので、皆さん宜しくお願い致します♪
P.S.
後日、駐車場を占有してパイロンコースを設置した練習会があり、最後にタイムアタックに参加してきました。
その際にもシバタイヤで走行したので、またインプレッションをあげたいと思います!