フーガの過去ネタ・作業ミス・事故寸前に関するカスタム事例
2018年11月30日 17時57分
現役職業運転手のクルマ変態です。運転と車が好きで、この商売やってます(ゴールド免許) 過去にカー用品に勤めていた事もあり、ノウハウを愛車に活かしてます。クルマって、改造すればいいってもんでもない。むしろ改造なんてしちゃいけない事w 『走り』に重きを置いているため、変な事はしません。セダンに乗っていますが、スポーツカーとして運用しています。 ホンの少しの差やフィーリングの違いを解る乗り手でありたい。 『1%の差を笑う奴にチューニングを語る資格はない』
過去ネタ投下
※注意喚起※
うちの子、社外ホイールですが、インチキープでやってます。4枚通しで。オフセットだけ変えてる。
事件はあるお店での定期点検中に仕込まれました。サービスで行われた前後ローテーション。何ら問題の起きないはずの作業。おまけに心配性な俺は、飛ばす前には十字レンチで締めましする人。
なのに悲劇は起きました…
道志道の大ヘアピンで『カラーン』という音。なにか軽い部品が転がって行ったのはわかった。しかし何かがわからない。
同時に発生した大きめの振動。明らかにタイヤの回転数に連動。バーストにしては揺れが大きい!
広い所まで徐行して点検。全く異常がわからない!
※ローダーを呼ぶのが正解だった案件
ショップで判明した事実は以下の通り
右リア一輪だけ、ホイールナットが緩んでいた。5個のうち一個は脱落行方不明。
センターキャップも無い
ありえない、とは思いつつ、ナットを元どおりにして出庫。紛失したセンターキャップを注文。
センターキャップの作業時に全てが判明。
センターキャップが付かない←付かないハズは無い
ホイールを外してアラびっくり!
ハブリングが二重に付いてるよ!!!!(>_<)
前後ローテーションで、右フロントのホイールをハブリングごと右リアに付けちゃった作業ミス。右リアハブにはハブリングが残ったまま!
右フロントのハブリングが無い→右リアで二重になってた
思い返すと、点検の帰り道からハンドルのブレがあったの。ハブリングを四輪に入れてるのに、ブレるなんておかしいよなあ?と思ったんだが…人間の限界。正解にはたどり着けなかった。
高速走行は耐えたけど、峠の横Gに耐えきれずホイール側のハブリングが食い込んでセンターキャップを押し出した。同時に、ハブリングがホイールに食い込んだ事で数ミリのスペースが生まれた。
つまり、ホイールナットがユルユルです。ハブボルトの強度だけで荷重を支える状況。
事実が判明した瞬間に写真撮って点検作業の店舗へ電話。最寄りの支店にて現車確認。
結果としては、ホイール一枚とハブボルト5本を新品交換。事故寸前の状態だった事はキツく伝えた。
ハブボルト、よく保ったよね。1800キロの車重を支え、ブレブレのホイールに打たれながらも折れなかった。
ハブリング、金色に輝いてます。四輪一緒じゃないとおかしいでしょう?!一輪だけハブリング入れないとか無いから。
後日談
メーカー廃盤で残り二枚だったとの事。手配できなかったら大惨事だったよ?四枚とも面倒を見なきゃいけなくなるんだから。お互いにとって、在庫があってよかった。
ホイール一枚を新品交換の対応は当然。ハブボルトも持ってくれたから、対応としては妥当。
便乗して『ホイール四枚とも別のにして』と言ったら、これは立派なクレーマー。←似たような話は聞いたことがある。