かずさんが投稿したカスタム事例
2024年01月22日 20時51分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
バイト先のセレナのお客さんがゴツゴツと異音がすると言うので診てみる事に。
症状としては前後に動かした時、信号待ちや交差点などの一時停止からの動き出し時、細かいギャップが続く道を走行する時に異音がすると言う症状。
距離も15万キロ走ってるのでアッパーマウントかと思いガタを確認すると右に若干ある感じはしますが異音の質と音が違うので除外。スタビロッドも片方外して確認してみるもガタは無し。
あとは日産車あるあるのメンバーブッシュ切れを確認してみるとビンゴでした。
バール等でこじってみるとガタガタでした😨
メンバーブッシュを交換すれば直るのですがメンバーを下ろさないといけない、プレスが必要で部品よりも工賃が高くトータルで結構な額になるので通称パイナップルというメンバーに挟む物を付ける事に。
これは多分ですがD-1の野村選手が経営してるユーラスが開発、販売している物からヒントを得て販売した物かと思います。本家本元の物はメンバーの前や後ろに入れるとドリフトの質というか姿勢や距離が変わるというものです。
リヤのブッシュを確認するとブッシュが切れてるかへたりでメンバーが下のパネルに当たってます。
下からメンバーを上げてやるとこんな感じ。
メンバーの取り付けボルトを外してみるとメンバー下側とメンバーを押さえるパネルの間にはゴムのリングがあり経年劣化で潰れて切れてます😓
メンバーの下側にパイナップルを挟めて┄┄┄
締めるとこんな感じになります。
リヤ左右が終わったらフロントもします。
リフトを使っているので鉄パイプでいい感じにメンバーを押さえます。
フロントブッシュはこんな感じ。潰れてカラーが出てます😓これではメンバーにガタが出ても仕方ないです。
パイナップルの真ん中の穴にメンバーブッシュのカラーが入るように取り付けます。
フロントはこんな感じになります。
送られたものに取説が付いているので取説をみるとメンバーボルト(21㍉頭)が10.8k、メンバー後ろ側を止めてるプレート(18㍉頭)で締めるとありますが何かトルクが弱い感じがするのでメンバーボルトが14k、後ろ側を10kでトルク増しで締めました。
取り付け後試運転してみるとゴツゴツの異音が消えました。メンバーが完全固定されてる状態なのでアイドリングが低いとエンジンの振動が若干伝わってくるときがありますが殆どの人が気にするレベルではないです。メンバーブッシュ交換するよりも1/5以下位で直るならこの手を使ってもいいかと思います。