ギャランVR-4のギャランVR-4・E39A・ABSアクチュエーター分解修理・ABSアクチュエーター・ブレーキエア抜きに関するカスタム事例
2021年07月02日 16時45分
absアクチュエーターの分解修理の続き
初代ディアマンテのabsアクチュエーターのベアリングとOリングを交換しました。
ベアリングプーラを使い取ります。
モーター側のベアリング品番608Zと6201ZC3を交換
アクチュエーターのピストンを押すベアリングはニードルベアリングですが特殊すぎて手に入りません…なので似たボールベアリングを2つ重ねて使用します。
この様にベアリング品番6800を2つ使用
アクチュエーターのブリーダーキャップはトヨタのやつを使います。
ベアリングにグリスアップ⤴️
組み立て❗️
両方に付いている芋ネジ六角穴サイズ10ミリを緩めてモーターのシャフトが入る中から真鍮棒などで叩くと写真の部品が取れます。取らないとモーターを取り付ける事できません…
OリングサイズP-5×2個、P-10×2個、S10×2個
Oリングは品番のアルファベットがP型とS型があり太さが違うので注意が必要です。
ちなみにアクチュエーターのOリングは特殊サイズで形や大きさが通常サイズと違い5〜6種類ほど注文し直して代用しています💦
モーターを取り付けてから横に先程の部品を入れて芋ネジを取り付け完成となります。
交換します。
前にも外しているので作業は大体わかります。
コネクター類、ブレーキ配管、absアクチュエーターのステー、など、あちこちらバラします。
したからabsアクチュエーターを取り出します。
ちなみにブレーキ配管のブレーキマスター側を外すとフルードが漏れるのでブリーダーキャップをつけてあげると漏れなくなります👍
右側が付いていたabsアクチュエーター
左側が今回、分解修理した初代ディアマンテのabsアクチュエーター
ステーを新しい方に移植して取り付けます。
ブレーキのエア抜きを最後にするのですが、
エンジンをかけた状態で
1.左側後輪 2.右側前輪 3.赤丸のブリーダープラグ
4.右側後輪 5.左側前輪 6.青丸のブリーダープラグ
の順番でエア抜きを行うと整備書に書かれていますのでその手順で行います。
※ブレーキのエア抜きはエア抜き工具が必要です❗️
整備書に書かれている事だけじゃエアは完全に抜けないので、(今まで抜けたためしない💦)absアクチュエーターを作動させるのに四輪とも浮いた状態で40〜60キロまで加速させて、フルブレーキングを約10回ほど繰り返してエアをキャリパー側に送ります。その後、整備書の手順でエア抜きを2回目行いエア抜きが完了となります。
交換後absアクチュエーターの異音であった「ジャーー」
「ゴーー」は完全に無くなり購入時から悩まされていた異音は見事に消えました😊
しかしこの時代のabsはポンピングではなくて常にブレーキペダルを押し戻している状態なのですね💦
どうりで冬に止まらないわけだ😫