ジムニーのSprain KIMさんが投稿したカスタム事例
2023年02月10日 01時47分
BMW(玩具含む)をメインに不定期更新します。 ※最近は専らジムニーですが…。 BMWは純正至高派ですのでやむを得ない場合を除き基本的にカスタムはしません。 ジムニーはデザートなので別腹です。好き勝手にむちゃくちゃします。 メンテナンスなどの情報を共有出来たら良いな~と思います。
sugarさんからお訊ねされましたので先日の木製シフトノブのウレタンコーティングのやり方をこの場を借りてご説明させていただきます。
まず、2液タイプのウレタンクリアを用意します。Amazonやその他ECサイトで「ウレタンクリア 2液」などで検索すると、小分けのヤツが2~3000円程で売られてます。
500gもあれば十分だと思います。
「10:1」とか、「5:1」などありますが、
これは「塗料(クリア):硬化材」の意味です。
一般的に硬化材の量が多い方が高価になります。
その分、光沢や耐久性が上がるらしいです。
私は今回は5:1を使用しています。
理由は高光沢と夏期の車内環境を考慮するとそちらの方が良さそうな気がしたからです。
明確な根拠はありません。笑
希釈用のシンナーもセットになっていますが、
スプレーガンで塗装する訳じゃないので使いません。むしろ多少の粘度があった方が塗膜が厚くなるので使わない方が良いです。
その材料をカップに5:1の割合、
クリア100gに硬化材20gをデジタルスケールなどで量ってよく混ぜます。
この時、なるべく気泡が出来ないように優しく混ぜてください。
気泡がシフトノブについた状態で硬化すると巣穴になって仕上がりが悪くなります。
同時にシフトノブを立てた状態で置いておけるネジなどを準備します。
ワタシの場合は工具箱にあった謎のボルトとスペーサーの組合せが奇跡的に良いアンバイでしたのでそれを利用しました。
後はそいつを準備したクリアの溶液に串カツの要領でドブ付けするだけです。全体に満遍なくドップリ浸けてあげます。
ネジの所に付くと硬化後に外すのが大変になるかもなので、そこだけ多少気遣いながら。
全体についたら、いったん置きます。
5分から10分程置いたら、
もっかい浸けてみます。
塗膜が厚くなるような気がするので、ワタシはそんな事を何度か繰り返してました。
気が済んだらまた置いて、後は放置します。
室内環境だと暖かいので硬化も早いようですが、
ワタシはガレージの中が10℃以下の環境でしたので24時間はその状態で保管し、完全に硬化するのを待ちました。
とにかく臭いが強烈なので常時換気が可能な場所が好ましいです。ただし、あまりに風が通る場所はチリなどが付着するかも知れないので注意が必要です。
塗料は自重で下がるので、上部は薄くなり下部が厚くなってしまいますが、そう言う仕様だと思って諦めてください。笑
シフトノブの形状にもよりますが実際はそんなに気になりません。
下部の最端部は雫状に残ったまま硬化しますが、
塗膜が最も厚い部分になるので完全硬化後に紙ヤスリなので少しづつ丁寧に整形すれば平滑にする事ができます。
難しくはありませんが、時間や手間はかかります。ですが、完成した時の満足度は非常に高いです。
一応、注意事項としてはウレタン塗料による木材への影響は一切考慮していません。と言うか何の予備知識も無いまま思いつきでやってみたら意外と良い感じになった(現時点では…)だけですので、想定外の結果になってしまったら、すみません(^_^;)
もし施工対象のシフトノブに何かしら他のコーティング(ワックスなど)が付いていたら上手く行かない可能性もありますので、遊びとして割り切って挑戦していただきたいです。
長々とスミマセン。参考になれば嬉しいです~。