長島◯ークスさんが投稿した100系ハイエース・ハイエースワゴン・100ハイエース・ハイエース100系・ワンオフバンパーに関するカスタム事例
2023年06月19日 21時38分
みんながやってることやってもさ。
さて、当時一世を風靡したオートショップアズマのエアロ、アズマックスVクルーズです。
なんせ100系ハイエースは車高があまり下がらない車ですので、エアロを大きく低くすることでシャコタンに見せる技法をエアロメーカーは使うんですが、ライトの低いのがシャコタンなので僕はデカいエアロは嫌いです。
その辺は個人の自由ですので置いておいて。
この頃のハイエースのエアロはバニングも延長が流行りの頃で、ワゴン用も前に出てるモノが結構主流でした。
なので前に出すには少しライト下に傾斜がないとゴツくなってしまうので、傾斜をつけるんですよね。
バンパーのライト下部分に傾斜を持たせることによって前に延長されても違和感ないラインになるんでしょうけど、
車の横から来たサイドモールを完全無視する感じになるんですよね。
サイドモールがあるのにフロントバンパーに行くところで急になくなる感じ。
これ非常に嫌いで。
モールが生かされてるエアロ、少数ですがあるんですよ。
依頼主も、今ついてるエアロは気に入ってるんですが、モールの部分を付けたいと。
でさらに開口部はこれを入れたいと。
ワゴンRじゃん急に。
だいたいみなさん、出来てみないとイメージがわかないとか言うんですよ。
いや、こっちが聞きたいな話。
今は携帯があるので言われたことを画像加工でだいたい作って写メである程度のイメージをしてもらいます。
オーナー曰くすごくいい!そうなので作業にうつります。
いきなり切る前に切ったあとどうなるかどこで繋ぐかをよく考えます。
まず元々のエアロがグリルより前にどのくらい出てるか調べてみました。
120ミリくらいですかね。
モール付きのバンパーの出幅が90ミリ。
双方の出幅に30ミリの差がありますね。
まぁエアロメーカー各社好きに伸ばしてるので違って当然ですが。
モール付きのバンパーをどこまで使ってどこで切るかを計算
元のバンパーも計算して、切る場所を決めます。
ここで切ったらまだ早いんです。
上と下で切ったら下側が下がっちゃうので下がらないようにアングルを溶接して支えます。
で、スパッと。
ボルト固定は上側4箇所なのでアングルで支えていないと切った瞬間に下側も落ちます。
で、モール付きのバンパーも切って、2つを合わせます。下側はアングルで支えられてて、上側はボルト4本で通常固定
当初の計算通り、30ミリ長さがズレましたね。
この時点で合体出来るのはここだけなのでここを左右FRPで固定します。
固定したのでライン罫書いたところで30ミリカットします。
30ミリカット。
切る場所はこのあと30ミリ詰めて固定してパテ入れる時に楽そうな場所。
カット後。
30ミリ詰めてセットバックしたことで上下のバンパーの出ヅラが揃いました。
裏からFRPを貼るために表から固定して行きます。
バンパーを外して裏からFRPで固定
FRPが乾いてステーを取り外して、ニコイチバンパーが完成。
さて、3個目のワゴンR用バンパーをカットして行きます。
元々の開口部をくり抜きます。
車種が違うとアールの形状から幅から全く合わないのでバランス見ながら合わせて行きます。
まずは大きめの状態で前からかぶせてビス止めして遠目で見て、もう少し上かなと思えば少し上げてビス止めして遠目で見て、を繰り返しいい位置を見つけます。
いい位置が決まったら両方の切り口が合うところまでカットしてステーで固定していきます。
右側も最初はかぶせて位置を決めて、位置が出たら余分なところをカットしてピッタリに収めます。
だいたいこんな感じで位置決め終わり。
FRP貼る準備して
貼って
切り口がきれいにFRP貼れてるけど、強度を出すためにフェザーエッジを出してからパテを入れます。
パテ入れて
研いで
だいたい完成したので、ここで一度捨てサフ。
捨てサフやるのはプラモデラーとワンオフ製作者だけかな。
サフ入れることによって見えてきたラインの歪みや、巣穴を直していきます。
これ研いでもう一度サフェーサー入れたら完成かな。
サンコイチバンパーの大変さ伝わってください。