ランサーエボリューションのトランスファーに関するカスタム事例
2018年06月23日 11時14分
CP9A用トランスファー
ミッションから伝わる動力を受け止め、フロントドライブシャフトと、リア側とと繋がるプロペラシャフトへ駆動を伝える役割があります。
中身は、フロントデフ、ビスカス(ヘリカル)、リングギアが入っています。
フロントデフ部分に、現在ATS製メタルLSD(1way)が組み込まれ、フロントの駆動を制御しています。
ちなみに、センターデフはミッション内にあります。
よくトランスファーとミッションの間で、オイルが行き来してるしてないと書かれる事がありますが、トランスファー内で2部屋に別れていて、デフが入っている部屋は、ミッションと繋がっていて、ミッションオイルが入ってきます。
ですので、ミッションオイル交換の際は、この部分のオイルも抜き、ミッションからオイルを入れれば、必然とデフにもオイルが回ります。
プロペラシャフトと繋がる部分のギアが、別の部屋となっていて、そちらは独立にオイル交換が必要です。
CT9A(ランエボⅦ以降)になると、これにACDが付きまして、更に旋回能力が高まりますが、残念ながら…CP9Aには取付不可能です。
全く不可能か?って言われると、出来ない事も無いのですが…本体や周辺機器、ボディーの加工やACDコンピューター、セッティング等を行って、正直に言って…費用対効果は期待出来ないです。
トランスファーの中身を開けると、こんな構造になっています。