GR86の感度MAX外した・自己責任DIY・空色86・貧乏チューンに関するカスタム事例
2023年01月15日 21時59分
整備手帳代わりに利用 ※自分からフォローやらコメントはほぼしない人です 空みたいな色のGR86(B型)に乗っています 2023.05.16ピックアップ頂きました、ありがとうございます
試運転を兼ねてお諏訪さんに初詣してきました
今月末にもしかしたら低μ路を走るイベントに行く可能性がありまして
ずっと抱えたままにしていたスロコン問題を解決させることにしました
私のGR86は納車1ヶ月目以降感度MAXを装着した状態で走り続けているのですが、個体差なのかトラックモードでガバッとスロットルを開けるような状況でフェイルセーフモードに入ってしまう、という事がありました
それは一度きりではあったものの、再現性が無く次にいつそうなるか分からない見えない時限爆弾のようでいつか何かしら対処しないとなと思っていました
※写真はヤフオクより拝借
現状電スロ車の86/BRZでアクセルレスポンスを良くしようとすると、スロコンを入れるか写真のようなブラケットをアクセルユニットと土台の間に挟み込んで物理的に踏み込んだ際のユニット自体の歪みを補正するような細工をするか大体2パターンになるのかなと(ECUの書き換えとかでもなんとかなるのかもしれませんが)
スロコンの感度MAXとウチのGR86の相性があまりよろしくないのであればと、物理的に解決してみることにしました
探すと先人様の知恵が電子の海のあちらこちらに
整備不得意な私でもなんとかなりそうだったのはユニットにビスを仕込む方法でした
以前、納車時にクスコのペダルを被せるのにアクセルユニットは外したことがあって大体のサイズは把握していたので、ソレに何となく合いそうなタッピングビスを購入
皿部分が大きめでビス長が短いものとして写真のビスセットを購入、計算すると一個あたり13円ほど
甲府のgarage cafe enさんのガレージスペースが空いていたのでお借りして暖かい室内で作業を
アクセルユニット自体は10ミリのナット2個留めでエクステンションバー、ソケット、ラチェットがあればすんなり外せます
カプラーが硬い上に配線をブチっと引っこ抜きそうになるのがちょっと怖いですが…
因みにenさんにはある程度の工具が常備されているので私はそこからちゃっかりお借りしました
アクセルユニットの下側部分にビスを仕込みます
10ミリのビス長だとドライバーで回すと絶妙に2噛みほどしてくれていい具合でした
ただ、長かったり皿が大きすぎなければビスはなんでもいいような気はします
落ちそうならテープ留めしてしまえばいいだけですし
アクセルユニットを戻してから今度はボンネット内の感度MAXを外します
カプラーを純正同士の元のセッティングに戻したらエンジンを10秒ほどエアコンOFFの無負荷状態でかけて止めて終了です
甲府からの帰り道、感度MAX装着前のなんとも歯痒いGR86と上手く噛み合わない感じがまた来るかなと思いきや
かなりすんなりと乗ることが出来ました
感度MAXを外した効果として全体的にゆったりとした雰囲気になったかな?といった感じ(そもそもはこちらが本来の顔なんですけど)
外してみると見えるものもあるようで、感度MAX装着状態は言ってしまえば通常でトラックモードに近いような雰囲気だったんだなと
エンジンの吹け上がりやキレみたいなのも純正に戻すと結構差があったことが分かりました
ただ、納車1ヶ月時にまだ前車のEK9の運転感覚をズルッズルに引きずっていた私にはこのキレキレなフィールが最適解だったんですよねその当時は
乗りやすくなったのは入力時のアクセルユニットの歪みが補正されたことによるからだ!
と、言いたいところではありますが…
実際もう半年以上ほぼ毎日乗ってるわけですから、流石に電スロ車の感覚に慣れてきてるだけなんじゃないの??とも思うわけです
でも今は感度MAXが無くても不自由なく運転が出来るし、特性が穏やかになったGR86がまたいい雰囲気で走らせるのが楽しくてしょうがない、それだけが事実
加工したアクセルユニットを装着してからふと脳裏をよぎったのは
現状がビスの皿部分と元のボルト部分2箇所で3点留めのような状態になってしまっていること
しっかりした構造ですがアクセルユニットは樹脂製ですので強度がちょっと心配…
という事で160円くらいで買ってきたビスの皿に合わせた3ミリ厚のブラケットを写真位置に薄くて強力な両面テープで固定、なるべく面接地になるように補強してみました
アクセルユニット固定用の車体側から生えているボルトってあんまり太くなくて強そうでもないので、ナットはギチギチに締めすぎないよう注意
この加工ではアクセルのフィールは全く変わりませんが、とりあえず安全装備という感じです
正直このブラケットも厚み合わせられるならそこらに落ちてる鉄板で充分かと
やろうと思えばほぼタダで出来そうな内容ですね
コレをZ※6型の86/BRZでやるとどうなるんだろう?ということで、知り合いの86後期型に全く同じ内容の加工をさせてもらうことに
アクセルユニットを覗いて動かしてみてビックリ、6型ってアクセルの台座自体もあまり強くないのか結構ユニットがグラグラと前後に揺れるんですね
ビス打ちしてブラケットを貼り付けて戻すとかなり揺れは収まった印象、後は実際に持ち主に試運転してもらいました
持ち主曰く、かなりカッチリして良くなったそうです
特に発進時や少しスロットルを開ける場面では抜群に良くなったとか
もしかしたら8型より6型86/BRZの方がより効果が期待できるの…かも?
※今回の一連の加工については個人的に思う部分を思うがままにやってみただけなのでやられる場合は自己責任でお願いします
そんなわけで脱感度MAXしてしまったわけですがそもそも感度MAXについてあーだこーだ言うつもりなど毛頭無く、本来ならエラーさえ吐かなければずっと付けていたいくらいの代物でした
それが上手くいかない以上仕方ないよね、と無い頭ふり絞って出した苦肉の策にしては上々かと
コロコロ表情が変わるように乗り味が変わっていくGR86の様を見てやっぱりクルマって面白いなと思う次第です
しばらくはアクセルユニットをたまに覗きこんで長期的に様子見していくかな、といったところで今日はこの辺で