アクアのヴィッツGRMN・ブレーキキャリパー流用に関するカスタム事例
2018年10月30日 20時53分
趣味車:アルテッツァ、スターレット 通勤車:アクア→GRヤリス 整備職から足を洗ったので自由の身になりました。ですが改造は合法でのスタンスから一歩踏み出せません笑 暇さえあれば妙義にドライブ行ってます
先日流用したヴィッツGRMN純正キャリパーの取付についての詳細です。
キャリパーの取付に関しては特別なブラケットなどは必要なくバックプレートをほんの少し削るだけでそのままポン付け可能です。
今回ブレーキホースをGRMN用に交換しましたが、アクア純正そのままでも問題なさそうでした。ブレーキアクチュエータから出ている配管とホースの接続は何の問題もなくポンです。ホースをキャリパーに接続する際のボルト、ワッシャーはアクア純正と同品番です。
ブレーキディスクは130系ヴィッツRS、G's、GRのディクセル製(ローター径275mm、厚さ22mm、pcd100、4穴)を使いました。各ブレーキメーカーから出ているので選択は好みでいいと思います。しかし、今回の流用で難点だったのがブレーキディスクでした。GRMNに使われているディスクは径は同じものの、厚さが25mmのディスクです。径275mm、厚さ25mm、pcd100、4穴はいまのところどのブレーキメーカーも設定がありません。純正は納期不明の状況です。22mmと25mmでなにが変わるかと言うと、ディスク面とキャリパーピストンの距離が内外で実測で約3mm変わってきてしまうのです。その3mmがどのような影響が出るのかはわかりませんが、前ヴィッツGRMNのときとキャリパーの品番は下2桁しか違いがありません、これはおそらくペイントがあるとかないとかの差でモノ自体は同じです。それでいて前GRMNのディスクは275mm、22mm、pcd100、5穴なので今回22mmのディスクでも問題無いと判断しました。
ブレーキパッドはGRMNを納車された方ですでに交換している方がいましたので、それを参考にしました。その方はインプレッサのGDAのものを使っていましたので、同じようにGDA用のプロジェクトミュー製パッド(F941)を使用しました。適合表を探せば他にも同じものがあるかもしれません。
ホイールとの干渉ですがレイズ製TE37 SONIC(16インチ 6.5J+38)で僅かに干渉していましたので3mmのスペーサーで対処しました。
アクアのブレーキは回生ブレーキもあるのでブレーキパッドだけの交換でも普通の車からするとかなり制動力がアップします。それでも満足できなければヴィッツRS、G's、GRの15インチブレーキを導入するのも手です。さらにそれでも満足できない方、キャリパーカバーじゃなくて本物を入れたい方にのみオススメします。街乗りだと停車寸前の油圧が介入するタイミングで効きすぎてカックンしたり、全開で攻めてる時も制動力が強すぎてすぐに電子制御が介入してきます。自分はそんなことはどうでも良く更なる制動力が欲しかったのと、買ってしまった以上導入せざるを得なかったので導入しましたが、快適に乗りたい方には正直オススメしません。油圧介入が少ないアクアとはいえダストで汚れるし、結構な値段もしますしね… もし導入したい方の参考になれば幸いです。不明な点があればいつでもコメントお待ちしております。
これにてヴィッツGRMNキャリパー導入編終了です。