toycars さんが投稿したサニー・サニトラ・熱対策する前に確認しようよに関するカスタム事例
2023年04月12日 12時15分
カスタム屋です。 A 型サニー特に初代のB10 が多いです。 マフラ-等ワンオフ品の製作、チュ-ニングエンジン製作、キャブレタ-セッテイングなど。
まだ早いけど夏に向けて、旧いターンフローなエンジンには恐怖のパーコレーションな季節の到来です(笑)。
🔺以前 製作したヒートプレート
発生する「熱」を「どう逃がすか?」も大切だけど、そのエンジン、点火時期をアイドリング付近で進角20度近くまで進められる? もし、「ハイオク入れても10度以上はノッキングが出て進められない」てな感じだったら、面倒だし、頼めばお金も掛かるけど、エンジン下ろして「バルブタイミング」を測定したほうが良いと思います。OHCやOHVの一本カムの場合吸気を進めれば排気も進んでしまいます。排気のタイミングが早いということは排気温度が高いということになります。それはノッキングの原因要素の一つにもなり、ノッキングは点火時期を進められない大きな大きな要素になります。点火時期が進められないということは、燃焼室温度が上がると言うことになり、完全に熱に対して負のループに入ります。ってな事は一切考えずに、バルブタイミング進めてしまってるクルマはとっても多い気がします。エラソーに言ってるけど、僕も昔は(割と最近まで)全然判らなかったです。A型ならね、ハイパフォーマンスなチューニングエンジン的には圧縮比だって12,5とか狙いたいですよ。でもね、うちがスクーデリア号ですら11,7〜8辺りに設定してるのはノッキングに対してはマージンを取って緩く進角出来る(燃焼室温度を下げる手立てを殺さない)感じにしてます。スクーデリア号のエンジンは先日聞いたら新規製作から5万キロ超えたそうです(笑)。
🔺高い部品を組んだからといって即ハイフォーマンスになる訳では無くて、いかに良いパッケージに持っていくかが大切だと思ってます。本当です。