C5 ワゴンのドライブ・素晴らしい建築との邂逅・気まぐれ巡行・シトロエンと東京の建築物に関するカスタム事例
2021年09月19日 23時28分
2021年9月 東京都千代田区神田錦町にて
学士会館
1928(昭和3)年 竣工
1937(昭和12)年 増築
設計 高橋 貞太郎
構造設計 佐野 利器(としかた)
関東大震災後に建てられた震災復興建築。
当時としては珍しい耐震耐火仕様、
地上4階、地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート構造。
館内は宿泊、集会、会食の施設が揃った
オーソドックスな迎賓館として
現在まで継続して使用されている。
古典建築の雅味、荘重と
近代建築の明快、気品がバランス良く融合している。
南側入口部分は、
石材が大半円形のアーチ状に組まれていて
その上から茶系の塗料が施されている。
アーチ周辺は、1920年代の建築で頻繁に使われた
スクラッチタイル張りとなっている。
窓廻りは 2〜3層が直線基調になっているのに対して、
4層には曲線の窓うけが造り込まれている。