レガシィツーリングワゴンのエンジンオーバーホール・トルク管理が重要・トルクレンチ・ヘッドボルト締め・10万キロ超えのメンテナンスに関するカスタム事例
2023年11月24日 21時32分
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エンジンオーバーホール 〜ヘッド取り付け〜
レガシィを触る時間がとれず、更新滞ってました、、、
今回はただヘッドボルトを締める話からボルトのトルク管理の話を!^_^
ジュラルミンの高い軽量ナットは寿命短いと思いませんか? 場合によってはトルク管理か原因かもしれません?!
動画はヘッドボルトを角度締めする前のトルク締めの動画(ASMR)です 笑
東日のトルクレンチの音はいいですよね^ ^
やってる感あります!笑 めっちゃいい音〜
これで酒が飲めます?!笑笑
ヘッドボルトの比較です^_^
右は使用可能 左は使用不可です
左には汚れ、錆がネジ山についています(;o;)
NGの理由ですが、
ネジ山の汚れによる摩擦抵抗の違いによる締結トルク変化もあるのですが、1番はスティックスリップ現象が起きて軸力管理できないからです(;o;)
身近なスティックスリップは黒板にチョークで線を書くときに先が振動してしまう現象で、これで点線を書いたりする先生がいましたよね?笑
締結時、汚れや錆はメネジ表面と接触-崩壊(摩耗)を繰り返することでギギギと音を立てながら回ったり止まったりしながら締まります。
この回らなかったときは締結トルクが高くなり、実はまだ締まってないのに間違えてしまうこと、突然回るので狙いの角度締めができないことが主なNG要因です。
多少なりともガスケットから水が滲むことでボルトが錆びていることがあるため、エンジンオーバーホールの際はヘッドボルトは新品にと言われるわけですね(@_@)
軸力と締結トルクの関係はヘッドボルトでは顕著ですが、身近な環境ではどうでしょうか?
ここでホイールナットを使って軸力と締結トルクの関係を見てみます(^^)/
ナットとホイールにピンクの印があり、
一致する位置で指定トルク90Nmで締まっています
もちろんナットやメネジは油がついてなくて汚れもありません^_^
ただどうしても車をいじっているとネジに錆止めやかじり防止にグリスが塗りたくなります、、
特に長く使いたいものほどグリスが塗りたいのです(ToT)
トルク管理されているネジは基本、ドライに保つことが条件なので塗るな!といわれます、、
でも塗りたい、
そもそも塗るとどうなるのか??
リルガレージが気に入っているワコーズのマルチパーパスグリスをネジと座面にすこし塗りました^ ^
これで規定トルクで締めるとどこまで締まるのでしょうか??
90Nmで締めると40°ほど締め過ぎます、、
ドライなら120Nmほどで締めないとここまではいきません、、
一発でネジ切れるものではありませんが、オーバートルクです(ToT)
リルガレージは鉄製ナットなのでまだマシですが、軽量アルミナットでこれをやると寿命が一気に縮まります:(;゙゚'ω゚'):
ナットのネジがどんどん変形してガタガタになり、緩みやすくなります
リルガレージも若かりし頃、RAYSのかっこいいナットを買って、かじったら困るのでグリスを塗って大切に使っていました もちろん規定トルクで締めて 笑笑
そうするとすぐガタガタになってすぐ緩むようになります
高いナットもすぐに交換です、、、(ToT)(ToT)
なので私は丈夫な鉄ナットが好きです 笑笑
ちなみに指定軸力になる位置だと55Nmで締めれば90Nmと同じでした
使ったグリスの量や種類でこのトルクは変わるので参考ということで!
若かりしリルガレージには、
①きっちりボルトをドライにして規定トルクで締め、ナットとホイールにマークをつけます。
②ナットを外して好きなだけグリスを塗ります 笑
③ドライの時のマーク位置まで締める
というのを教えてあげれば、もしかしたらまだRAYSのナットも手元にあったのでしょうか?笑笑
この方法だと緩みが目視でわかるのでおすすめですが、マークが問題ですね、、、かっこいいマークの付け方はないもんでしょうかね(ㆀ˘・з・˘)
本日はボルトを締めるだけの話でした 笑
毎度長文で、恐縮です、、最後まで読んでいただけた方ありがとうございます(^^)/