車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2021年08月04日 00時02分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
豪雨の長野探索(26)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“マツダ グランドファミリア バン 1300デラックス STCV”です😊
これまた草ボーボーな耕作放棄地に放置されていたファミリアバン。
それもただのファミリアバンではなく、上級車種のグランドファミリアバンでした。
この頃のファミリアバンシリーズは“ファミリアプレストバン”とこの“グランドファミリアバン”の2本立てで、プレストの方は何台か見つけていますが、このグランドの方は初見でした。
それもそのはず、グランドの方はラジオやヒーター、シガーライター等が標準装備されている(1300標準車を除く)上、エクステリアにはメッキパーツをあしらってプレストと差別化を図ったり、可倒式フェンダーミラー等を装備、エンジンは1600ccまで用意されるなど、いたりつくせりな豪華なバンで、お値段も割と高かったそうです。
こちらの個体は下から2番目の1300デラックスというグレードで、角目のヘッドライトが特徴的な前期型です。
生産期間は1971年〜1975年です。
フロントのエンブレム。
ロータリーエンジンの三角形ローターを表しているようなデザインです。
リアです。
もはや商用車ではなく乗用のステーションワゴンですね笑
とてもカッコいいです。
グレードエンブレムです。
コンディション良好と思いきや給油口がなくなっていました。
しかし人が寄り付かない場所にあるためか、それ以外はとても綺麗でした✨
まるで世紀末のような雰囲気の場所に佇むグランドファミリアバン。
車や自転車では絶対にたどり着けないような場所で、草の勢力が衰えている3月でも到達まで15分以上掛かりました。
当時は賑やかに耕作が行われていたことでしょう。
しかし今となってはその面影を残すことなく、グランドファミリアバンが寂しそうに鎮座するのみ。
とても静かで、あまりの秘境ぶりに雨の中しばらくボォーっと見とれてしまいました。