アルトバンのSIRAKOBATO超理論・翼端版・スポイラー・コアンダ効果・A10に関するカスタム事例
2022年11月20日 06時31分
これって付け方逆じゃね🤔
今回は翼についてです
皆さんがつけているスポイラー
リアのウイングにも応用できるので
是非読んでみてください
最近の飛行機の翼にはウイングレット
上に伸ばした翼端板がついていますよね
これは翼の上下の気圧の違いにより
ウィング端で起こる渦を
抑制させるものです
でもね付け方、上の写真違うかな、、
翼の断面図です
翼の下の部分は
離陸時や着陸時
翼の前を上に上げた状態では
気流に対して角度が付いているので
下の後ろ側に高圧が起こります
対して翼の上の部分は
空気の粘性によって
翼の上面を沿う様に流れ
後半の曲がりによってスイングバイが起こり
そこでスピードを上げた空気の流れは
翼の前方の空気を引っ張ることになり
翼の上部前側に負圧を作ります
空気の流れは高圧から低圧に流れますので
翼の翼端部分では
上の図のような空気の流れになるのです
今までの解説で説明した通り
空気の曲がりにはコアンダ効果が起こりますので
翼の翼端でできた
後方から前方に流れる流れ
その流れによって
後ろ側に力が生まれてしまう
翼の翼端部分に何かしら加工しないと
翼の翼端部分は後ろ側に力を起こしてしまうのです
そのためにウイングレット
翼端版などをつけているのですが
※5%程の燃費向上になるらしいです
次は翼を前方から見てみましょう
翼端板をつけていない場合ですが
その力は下から上に流れる空気の流れ
前から見てみると
横側に力が加わっているのが分かります
そして私が一番初めの写真
「これって付け方逆じゃね」
と言ったのは
上の図です
上側にウィングレット翼端板をつけると
空気の流れは翼端板の外側に沿うように流れます
図を見ればわかりますよね
その空気の流れは下向きに力を起こしてしまっているのです
飛行機の翼は浮力を得るために
上向きの力が必要なので
下向きの力は
浮力を減少させてしまうということになります
ではウィングレッドを下向きに付けてみましょう
そうするとウィングレットの外側の空気の流れは
上側周りに変化しますよね
上がわ回りに変化するということは
上向きに力が加わるということ
絶対にこっちの方が効率良いですよね
何でウイングレッドを上側につけているんですかね
はっきり言って理解できません
A10サンダーボルト
50年もの前に初飛行した
対地攻撃に特化した戦闘機
サンダーボルト、?
A 10に乗る
搭乗員は尊敬の意も込めてなのか
イボイノシシ、ウォートホッグ
と呼んでいますね
見た目は悪いけど最強の戦闘機だよと👍
この戦闘機の翼端板を見てください
下向きにウィングレットがついていますよね
50年もの前に設計された A 10
戦闘機は実用本位なので
下向きにウィングレットをつけた方が
良いことが分かっていたんですね
上向きのウィングレッドを付けた設計者
ちょっと過去を学んだ方が良かったですね
そして最近のウィングレット
下側に翼端板をつけていますね
やっと50年前のA 10
ウォートホッグに追いついてきたですね😅
そして皆さんがつけているリアウイング
飛行機の翼とは逆に
ダウンフォースを得るためにつけていますよね
ということは
下側に曲線で伸びている翼端版
これは浮力を与えてしまっているということです
これでは効率悪いですよね、、、
そこで
端が下向きに下がっているスポイラー
そのスポイラーの上の端に
上の写真のような
汎用のウィングレッド
そのようなものをつけると
効率がアップし
より多くのダウンフォースが発生すると考えられます
皆さん試してみてくださいね😉