M5の洗車のススメ・オッサンの独り言に関するカスタム事例
2020年10月03日 07時50分
右半分ちょっこり麻痺ってます。軽い障害者でございます。パラリンピック目指しません。黄色いシャツ着て武道館行きません。そのかわり新しい相棒のM5を磨きます。磨きまくります。と言っていたのですが、クルマはA45になりました。洗車部の洗部(ALIVE)のチェアマンです。会長という意味ではありません。折り畳みの椅子を使うからです。
来月ドイツまでこのクルマを買いに行きます。
嘘です。
全国のおっさん&淑女の皆様ごきげんよう。
クルマが発表されると大概ああだこうだ言われます。R34GTRが出た頃昔読んだ記事で、
”GTRは「32が良かった。」とか「33よりRっぽくない」とかGTRを買わない大勢の人に色々文句を言われる稀有なクルマ“という記事が乗っていました。
BMWに限らず、こういう目立つクルマは大概何か言われます。
同時に発表されたM4の内装。何これ、カスタムカーのコンテストそのまま出られそうじゃないの。
大型のキドニーも賛否分かれますが、グループラインなどでやたら写真を見すぎて、すっかり見慣れてしまいました。キドニーから入れたフレッシュエアがどうやって抜けて行くのか、多分相当ダウンフォースも出す仕掛けなんでしょうと興味があります。
私の子供の頃からのキドニーと言えば、こういうイメージ。グリルの中のアクセントみたいな。
それにしてもこのグループ5かっこいいですね。意外と皆さんの好きな「ツライチ」じゃないでしょ。
最新のM3なんてこの頃のレーシングカーなど凌駕しているのでしょうね。
クルマの造形としては多分美しくないと思います。何故なら機能を最優先したと思われるから。クルマに詳しくない女性が見たら美しいと思われないかも。女性の意見は結構本質を言い当てています。美しくないけどとてつもないパフォーマンスな訳です。
88年の頃のベネトンF1。レーシングカーでありながら非常に美しかった。当時としては珍しくノーズが非常にスリム。デザイナー誰でしたっけ?ロリー・バーンか。その前はF1はもっとずんぐりしてました。
82〜3年のブラバム。BMWのターボエンジン。4気筒1500ccのシングルターボ。フロントウイングが破損したのではありません。無いのです。当時ウイングカーというクルマ全体がウイング構造でダウンフォースが出るのでフロントウイングは邪魔だったのです。スピンして後ろ向きになると飛び上がっちゃうので禁止になりました。それがフラットボトムです。
ティレルです。これが後々のF1やフォーミュラのドラポジまで影響したステップドボトムの走りです。ハーベイ・ポスルスウェイト先生デザインです。
現代のF1です。安全装置と空力デバイス満載です。誰のデザインでしょうか?コンピュータかな。
ベネトンの車体から30年以上、どんどん規制をかけて前後のウイングでダウンフォースも減らした結果、他のパーツでダウンフォースを出す為にこんなにごちゃごちゃになりました。
昔は良かったなぁって話ではありません。性能と美しさは別の話みたいです。
ロードカーのデザインは使用される多くの国での法規制に適合する為とてつもない労力でしょうね。しかもブランドのアイデンティティもあります。BMWで言えばキドニーグリルだったり、アルファのスクデットだったり。その制約の中パフォーマンスを出すのはすごいですし、新型のM3などエンジニアとデザイナーが激しくやり合ったのだろうと想像できます。
乗用車だろうが商用車だろうが、そういう何かしらの制約の中で作られる工業製品であり、メーカーの利益商品です。洗車をしていると造形を感じたり、細かい部分に感心したり発見があります。これから出るクルマも古いクルマも色々触れると良いなと思います。誰か新しいM3買って見せて。