マーチのマーチR・K10マーチ・EK10マーチ・新車ニュース・日産に関するカスタム事例
2022年01月29日 21時02分
新車ニュース、日産ラリースペシャル第4弾
リトルダイナマイト「マーチR」発売開始
PD1988.10
その1
その2、前半部分文章該当。
PD1988.10
=新車ニュース=
日産ラリースペシャル第4弾
リトルダイナマイト「マーチR」発売開始
ニッサンのラリースペシャル第4弾は、今まで以上に強烈な内容で登場した。
マーチのラリー専用バージョンは「マーチR」と呼ばれ8月22日に発売される。
まず気になるエンジンは予想どおりスーパーチャージャーとターボチャージャーを
装着。最高出力は110PS /6400rpm、最大トルク13・3kgm/4800rpmと、かなり
高回転型だ。排気量もノーマルの987cc(68×68)から2mmボアダウンして930ccと
なっている。この小さな排気量から110PSをしぼり出している。リッターあたりの
出力は118PSとかなり強烈なエンジンに仕上がっている。
このハイパワーを伝えるミッションはうわさどおりのクロスレシオで1速2・938、
2速2・095、3速1・538、4速1・133、5速0・810となり、これに4・353の
ファイナルを組み合わせてある。各ギアとも最高出力を発生する6400rpmまで
引っ張りシフトアップすると4500~5000rpmでつながることになる。もちろん、
デフにはビスカスタイプのLSDが組みこまれていることはいうまでもない。
車両重量は内装が競技車を想定し、大幅に軽量化され740kg。パワーウエート
レシオは6・73となり、1・6リッタークラスのライバルとも十分に戦えるスペックと
なっている。
ハイパワーに対処してフロントのブレーキローターも214Φ×15tから237Φ×
18tとサイズアップされ、セミメタリックパッドやブースターのサイズアップと
合わせて性能を大幅に向上している。サスペンションは、ブルーバードSSS-Rと
同じく、ラインオフの状態でも十分ラリーユースに耐えるものとなっている。
サスペンションデータを見ると、フロントがバネ定数2・8kg/mm、ショック
アブソーバーの減衰力200/108kg(0・3m/s時)リヤがバネ定数1・0~1・8/mm、
減衰力93/70kg(0・3m/s時)とかなり実戦的なものだ。
今までに発売されたメーカー系のサスペンションは、乗りやすいが、ハードに
攻めると軟らかい、といわれるのものが多かったが、マーチRに関する限り、その
心配は全くない。少々硬すぎる?と感じる人までいるかもしれない。
メーカーがこれほどの内容を盛り込んだラリー専用車をつくってくるのには
大いに大歓迎。しかし少々残念なのが排気量。FIAのルールではターボ係数の1・7
をかけても、1600cc以内に収まるようになっているのだが、国内ルールのターボ係数
1・4をかけると、1302ccになってしまう。
ラリーではクラス区分が1001ccから1600ccまでになっているため、全く問題に
ならないが、ダートラやジムカーナではわずか2ccの差でAIクラスへ入れない。
ぜいたくをいうならあと2cc落として928ccにしてくれれば、AI クラスでも面白い
存在なのだが。
東京地区標準価格はベース車が124万8000円。
★競技ベース車を設定し車重は740kgと軽量に!
またラリーパーツ装着車は内容によって1~3タイプがある。★
2023年1月1日投稿 ダブルチャージクラブ ek-10stとやま