3シリーズ クーペのBMW・DIY・バルブカバーガスケット交換・直噴エンジンは何するのも大変に関するカスタム事例
2021年01月26日 15時07分
今回のメンテナンスはバルブカバーガスケットの交換を行いました٩( ᐛ )و
仕事終わりに自宅で少しずつ作業したDIYなので作業の質の低さはご容赦ください🙇♂️
BMW6気筒トラブルの中でも、周囲の目を引くような派手な症状が出るので経験した際、乗り換えに踏み切るオーナーさんが多いと聞きます🤔
放置すると車両火災にもつながるトラブルなので早めの対処が肝心です😅
ディーラーにて作業をするとバルブカバーごと交換となり8〜12万ほど掛かると耳にしました。その殆どが工賃です。たしかにかなり面倒な作業ではありますが…そんな経済的余裕はありません💪😤(開き直り)
自宅でやります!😂
N54エンジンの持病として、バルブカバーガスケットのオイル漏れと、バルブカバー自体にクラックが入りオイルが漏れるという症状が海外のフォーラムで多数上がっていますね🤔
バルブカバー周辺のオイル漏れが発生した時の症状
・エンジン始動後、数分で運転席(右)側から白煙が出る
・信号待ちの際フロントガラス下辺部に、オイルの蒸気による曇りが出る
・触媒付近に白いカビのようなポツポツが見える
(エンジンカウルを外した方が確認しやすいです)
・運転中外気導入でエアコンをつけるとオイルの匂いがする(停車中は窓を開けても匂います)
使用する工具はラチェット、モンキーレンチ、20Nm以下の計測が出来るトルクレンチ(自分は持ってないので感覚でやりました)、トルクスとE型ソケット一式、プラグレンチソケットとなります。
※N54エンジンの場合、燃料配管を外す工程がある為換気のいい場所にてバッテリーを外し、必ずエンジンが冷えている状態で作業をして下さい。
作業工程をざっくり書いていきます
まずエンジンカウルとエンジンカバーを外し、この状態まで持っていきます。
純正タワーバー右側を外します。ワイパーカウルのフタは500円玉で開けられました。かなり硬いです…
イグニッションコイルを外し、インジェクターのカプラーも6個全て外します(かなり小さいカプラーなので寒い時期は簡単に爪が折れます)
クーラントエキスパンションタンクのボルトを外し、フリーにして作業スペースを確保します
次に、シリンダーヘッドに刺さっている3本のスタッドボルトに締め付けられているアースを外します。
バルブカバーの上を通っているバキュームラインを外します。
この時点でバルブカバーを横断するハーネスを束ねているカバーと、ウォッシャーフィラー付近のプラス端子も外しておくと作業がかなり楽になります🙆♂️
燃料ラインを外していきます。インジェクター側を先に緩めてガソリンを抜きます。ペーパーウエスや雑巾で包みながら緩めてください。結構量が出ます
インジェクター側を緩めたら、完全にナットを外す前にデリバリーパイプ(インマニ側)を緩めます。
また外した配管は戻すときに外した時と同じ場所に戻します。(マスキングテープに番号を書いて貼っておく)
デリバリーパイプパイプを固定しているナットを4つ外し、デリバリーパイプをフリーにします。ハーネスクリップは外し方がよく分からず、ぶっ壊しました笑
ここまで来たらスタッドボルトと、バルブカバーを止めているボルト(かなりの数あります)を外していきます。BMWの整備マニュアルでは、ここら辺のボルトは再利用するなと書いてありますが、とりあえず再利用します
手前側にヘラを差し込んで、少しずつ浮かせていきます。金属製のクリップ外しや内張剥がしを使用するとヘッド側にほぼ確実に傷が入ります。
又、バルブカバー自体も劣化が進んでいるとかなり割れやすくなっていますので必ずプラスチックやカーボン樹脂のヘラを使って下さい😆
かなりがっちりついていて30分以上掛かりましたが外れました👏🥳
外したパッキンはカチカチになっていてオイルの漏れ後も確認出来ました🤔
バルブカバーを樹脂対応のクリーナーで洗浄。この時期の夜中にパーツクリーナーは意識持っていかれるくらい手が痺れます😇
このタイミングでエキマニ側のエンジン側面も清掃します
以前ベルトを切ってしまい、クランクシールを壊してしまっているので、ベルトがエンジン内に入っていないから入念に点検します。エンジン内に侵入した痕跡はラッキーなことにありませんでした(๑˃̵ᴗ˂̵)
ガスケットのあたり面を洗浄し、オイルストーンを軽くかけます。この作業がかなり時間かかりました笑
新しいパッキンをはめている途中、カバーの割れを発見…
外すときに割れたかもしれません笑笑
本来であればこの時点でバルブカバー交換がセオリーなのですが、オイルフィルター側の高い位置だったのでとりあえず補修しました
下処理したら金網とプラリペアで整形、固まったらオイルストーンで面だしをします。プラリペアすごい🤤ガッチガチになります笑笑
新しいパッキンにはかなーり薄く液体ガスケットを塗布してからバルブカバーを戻します。戻すときは2人で作業した方が絶対楽です😂
バルブカバーを戻す際の注意として、6番シリンダーの角にエンジンハーネスがエンジンに沿うように這わせてあります。ハーネスを巻き込まないように注意しながらカバーをのせてボルトを締めていきます。
締め付ける順番は中心から外側にかけて前後左右に波紋状に広がりながら締めていく感じです。
締め付けトルクはかなり低いのでボルトを折らないように注意してください。(トルクレンチ使用を推奨します)
これで取り付けは終了です、あとは外した順に部品を戻して行って作業は終了となります。
始動後、アクティブステアリングのチェックランプ等が点灯しますが、操舵角の学習が終わると勝手に消えます
ガスケットを交換しても白煙が出る場合は再度清掃を行ってください!
質問や詳細など、コメントいただければ返答いたします🥳🥳