ユーノスコスモのMT化は邪道?に関するカスタム事例
2024年05月08日 14時35分
90年代、既にAT車の保有率は約7割を占める時代。セルシオやシーマと言ったラグジュアリーカーは勿論、GTカーならアルシオーネSVXやアリスト3.0V等、ATのみのモデルなんて当たり前に存在していたのです(*´ω`*)
そんなラグジュアリーカーの中でZ30系ソアラのみMTグレードがラインナップされていたそうですが、ソアラ全体の保有率でもAT車が多数。MT車で人気を得たのはツアラーVぐらいでしょうか…
当時のGT(グランドツーリング)は「速い車」あるいは「高性能スポーツ」と言うよりも、ロングツーリングを想定した高性能車が主流なので、面倒くさいシフト操作やクラッチなんて求める人は居ないでしょう(・ω・)
MTグレードが存在しない車種というは、そもそも目的が違うから…で話が終わるのですが、それでもソアラにMTグレードをラインナップしたトヨタは素晴らしい。
=非合法な世界へようこそ=
上記通り解っては居てもワタシの様な異質者は「MT換装」の考えなんて出てくるものです。相性は合わなくても、「あのエンジンで」「あのスタイリング」でMTのスポーツカーに仕上げたい。という事にロマンがあるわけです。(´ω`)✨(ぇ
アリストやアルシオーネSVXをMT仕様にして峠やサーキットを爽快に走りたいという方、そしてワタシは「ユーノスコスモでサーキット」なんて方向性に何故か向かうことになってしまった…。
(ワタシもナゼこうなったのか解らない←)
=当初マニュアル車のみの計画がされていた=
元々ユーノスコスモは300台限定販売という話から始まったのだが、後に量産車としての販売が決まり、当初マニュアル専用モデルとしての計画がされてた事が開発陣営から明るみになります。しかし冒頭、AT車か大多数の時代。そしてマツダ車で絞れば9割を占めていた。ユーノスのフラッグシップとは言えぞ、マーケティング事情もあり、結果JATCO製の4速電子制御付オートマチック(EC-AT)に落ち着いた。
諸事情から最後までマニュアル車は販売される事はなかったんですが、一部の走り好きなマニアは、このようなハイパワーFR車に禁断のMT換装チューンドを夢見るのも珍しくはないです。
マニュアルのコスモ、それはどんな世界?
…(・ω・)
一MTのソアラにロータリーエンジンが乗ってるのをイメージすれば良いんじゃないカナ?一
コスモの13B、20BエンジンはFD3Sとは異なり、主に低〜中速トルクを重視した仕様となっています。特にタービンも一回りコンパクトなのが見て取れる。レッドゾーンまで引っ張って回すようなエンジンでもないので、純正+MT換装のままでは物足りないでしょう。これでは「ATのままが良かった」という答えが返ってくる。
排圧を下げ、タービン交換して中〜高回転寄り、そして脚がしっかりついて来る…ここまでしてようやくコスモにMTの重要性が出てきます。つまり純正ブーストアップ、又はコンパクトタービンなら純正AT、またはシュベーレン強化ATのが合ってたりするので、MT化よりも先に仕上げを成さなければ満足は出来ないだろう。あるいは思い切ったNA化もコスモ車重に対してどう影響がでるか次第でしょうかね…?
纏めると、換装の前に大掛かりな工事と費用になるのは必至。3ローター&MT車に拘りなら、むしろFD3Sのが楽しい車に仕上がりそうなので、正解なのかもですね。
…アンマリミトメタクナイガ(小声)←
結構から答えると、
=コスモにMTは邪道ですね=
しかし、中にはワタシのような邪道に何故か満足する人も居たりします(・ω・) MT化はオススメは出来ないですが、皆様は如何でしょうか?
次回に続く。