アルトバンのSIRAKOBATO魔改造・空力・コアンダ効果・負圧・ボルテックスジェネレーターに関するカスタム事例
2022年06月29日 06時16分
なぜこのオタマ型が
空力的に(流体力学)優れているのか
これは前方の丸い形
この丸い形が面白い現象を
起こしているのです
丸い形や円柱など
空力に関してこのような
説明がされてますよね
剝離による圧力抵抗、、、、
これ、自体説明がおかしいのですが
まあ、いいでしょう
今回はそのことは置いといて
このような剥離になるスピード
それは中速以上であって
(経験で言うと60 km 以上)
通常町中で使っているスピードでは
このような状態にはなっていない
実際には
空気は円柱に沿うように
流れているはずです
円注に沿って空気が
流れてるということは
円柱の後ろ側では
コアンダ効果が起こっている
スイングバイが起きている
後方は円柱に沿って流れているので
距離を長く動くことになる空気は
スピードを上げている
ということですよね
そのスピードが上がった空気は
前方の空気を引っ張ることになる
そのため気圧が下がることに
そう考えると
円柱というのは
抵抗が少ないということに
でも、そう上手くいくはずはなく
円柱に沿った空気の流れは
円柱の後ろ端で出会う
円柱の後ろ端で
ぶつかり合ってしまうため
実際にはスピードを上げることができない
後方のコアンダ効果
スイングバイを起こすことが
できないのです
ではどうすれば
円柱の後ろ側に
このように後ろに伸びる板をつければいい
(オタマのような形ですね)
この板をつけることによって
後ろ側でスピードを上げた空気は
ぶつかり合うことなく
後ろに流れることになる
スピードを下げることが無いのです
そのため円柱の前方の
空気の気圧を下げることができ
空気抵抗を下げることが
また
コアンダ効果が起こる
ということは円柱の後ろ側に
斜め後ろにかかる力が生まれますよね
コアンダ効果は
質量が移動することによって起こる力
空気が曲げられることによって
起こる力ですよね
ですので今度は
後ろの板で曲げられ後方に流れる空気は
後ろの板で曲げられる質量の移動によって
前方に力が生まれるのです
この力によって
斜め後ろに起こるコアンダ効果を
相殺することができるのです
※これがオタマ形が抵抗が少ない
その基本的な考え方です
F 1でも利用されている理論です
右下の写真ですね
ですが一般的な車の後方
ボディ中心に板などをつけられませんよね
ですので
これを利用する方法として
(セダンやクーペなどが利用できるのですが)
天井の後ろ真ん中に
ボルテックスジェネレーターをつける
できるだけ真ん中の空気を
綺麗に力強く流したいので
ボルテックスジェネレーターは
流線型のものを前丸い向きで
つけるのが良いです
それを天井真ん中に三つほど
このような加工をすることによって
車の後ろの真ん中に力強い
空気の流れが生まれ
それは円柱の後ろに板を付けた状態
そのような状態になるのです