996カレラの911・ポルシェ・ボルテックスジェネレーター・996・エアロスタビライジングフィンに関するカスタム事例
2019年12月21日 19時31分
ボルテックスジェネレーターの効果を996でテストしてみました。
きっかけは、ガラコ施工後にリアウィンドウの水滴の流れを見た際、中央部分が80キロ程度でも水滴が流れて行かないという現象が見られたためです。
996はリアウィンドウに沿って空気が流れていると考えていたため、ショックな出来事でした。
テストは霧吹きでリアウィンドウに水滴を付着させた状態で走行し、水滴がどの様に流れるのかを観察しました。
まずは何も付けていない状況です。
中央部分は全く水滴が流れておらず、サイドのみ流れています。
これは恐らく、ルーフ側の気流はルーフの頂点部分で剥離し、サイドウィンドウからの流れがCピラーを境に巻き込む事でリアウィンドウの両サイドに当たり、水滴が流れたと考えられます。
次に、アルミテープを蛇腹折りにして、空気の流れに沿って4箇所貼り付けてみました。
多少は効果が有るようですが、中央部分の水滴はまだあまり流れていません。
乱流の発生が弱すぎるようです。
次に、蛇腹折りにしたアルミテープを、空気の流れを堰き止めるように5箇所張り付けてみました。
ここまでやると中央部分もある程度は水滴が流れるようになりました。
やはり流れに沿った方向だと乱流成分が足りなかったようです。
ここまでリアウィンドウに沿って風が流れればリアスポイラーの効きが良くなることが予想出来ます。
やはり996のルーフの気流は、ノーマル状態だとルーフの頂点で剥離してリアスポイラーまで上手く流れていなかったようです。
この結果をもとに、近々ボルテックスジェネレーターを導入しようと思います。
最近考えているのは、ルーフのトップ以降をサメ肌の様にする事で微小な乱流を発生させ、気流の剥離を遅らせられないかという事です。
バイオミミクリーって奴ですね。
実際に、スバルがニュル24時間耐久用のマシンでサメ肌塗装を試している様です。
滑り止めシートみたいなもので代用出来ないかな?
ホントはサメ肌みたいなシートが有れば良いんだけど。