サニーの御珍棒!さんが投稿したカスタム事例
2020年04月04日 20時20分
マグナ50とアルトワークスではじめるお手軽低燃費ライフ。マグナ50で高速道路に乗るのが夢です。見てろよー!カワサキオヤジ! Ninja250のオーナーになったので僕がカワサキオヤジです
さて、昼につけたサブウーファーを含め
改めて環境設定していきます。
まずはタイムアライメントです。
carrozzeria式は実測値を打ち込みますが、KENWOOD式は計算が必要です。
計算と言ってもただの引き算ですがね
リスニングポイントを決めたらそこからまずは一番遠いいスピーカー(2chなら左ドアスピーカー、またはトランクにサブウーファーならそのサブウーファーが基準)を0cmとして、右スピーカーは左スピーカー実測値から右スピーカーの実測値を引くと入力値になります。
この場合、サブウーファーは後ろの足元なので、左スピーカー実測値150cm - 70cmサブウーファー実測値=80cmが入力値となります。
さて、タイムアライメントを決めたら次はクロスオーバーですね。
4弦ベースのE音を基準として41Hz位、そのオクターブ上なので80Hz位をサブウーファーに持ってもらおうと思います。サブウーファーは思ってるよりも上の音はならないのです。
ドアスピーカーは90Hzまで鳴らせるのがわかってるので100Hzで切ろうと思います。
サブウーファーの鳴らす領域はドアスピーカー次第です。僕のは下まで鳴らせるのでクロスポイントを低くしてますが、ドアがビビったり、スピーカーのサイズ的に無理なら無理せずクロスポイントを上げましょう。120Hz位までならサブウーファーでも鳴らせるかと思います。
次に減衰率ですね。
ここらへんは人により考え方が違うので一概には言えませんが、基本は-12dbで減衰させるのがベターと言われてます。
-6dbだとすごくキレのある低音になりますが、ドアスピーカーとのミックスが難しくなりますね。ドンシャリが好きなら-6dbでスパッと切るのも手です。
ドア側は-18dbで減衰させてます。
この減衰ですが、数字通りに減衰することはありません。結局はアナログなのでじわじわと落ち込むのです。なので実際-12dbで減衰かけてもそのとおりに行きませんね。
そして一番大事なゲイン(出力)です。
これも好みの領域なのであくまでも僕の中の考えですが、サブウーファーというのは本来ほとんど鳴らさない代物だと思っています。
フルレンジ一発で鳴らせればそれに越したことは無い、ってのが考えです。
というのも、スピーカーというのは数が増えるごとに音の乖離が激しくなるからですね。
音の出口はシンプルに、これが基本です
サブウーファーに関しては音を大きくしすぎると存在感があり過ぎて繋がらなくなります。
ずーーっとサブウーファーの場所がわかります。ストレスになります。
自分の中でイメージするんです。サブウーファーで鳴らしたい音のイメージを…
弦楽器の音色が消えたあとの弦の震え
ピアノの残響、ボーカルの息遣い
はたまた空気の動きだったり…
サブウーファーはそこらへんの所謂環境音と言われる音色ではない乾いた音を任せるイメージで設定するととてもきれいな音になります。
基本はドアスピーカーと溶け込んで前方にバーンと定位するのが理想だと思います。それこそ
『ん?サブウーファー鳴ってなくね?』
と感じる状態が最高だと思ってます。
サブウーファーとドアスピーカーがしっかり溶け込むとドアスピーカーの音が厚くなったように感じ、逆にサブウーファーの存在感が消えて行きます。
なので今回そのポイントになる-4dbにしてあります。
あ、それと位相はリバースでもノーマルでも、それだけは車によるので耳を頼りに設定してください。基本的に低音が厚くなればあってます。逆になると低音を打ち消し合うのでヒョロくなります。それが良いって人もいますが。多分Mです。
サブウーファーの『サブ』の意味って知っていますか?これには補助的なという意味よりも、『〜の下の』という意味のほうが強いと思います。サブマリンやサブウェイなど。
要はドアスピーカー(ウーファー)の更に下の音を担うスピーカーなんですね。その点を抑えて音を作れば理想に近づくと思います。
サブウーファーを導入すると今までより響きがよく聞こえるようになった!っていう人たくさんいますがなぜだと思いますか?
それは倍音が鳴るようになるからなのですね。
倍音というのは基音が100Hzならその倍の200Hzというように基音の倍の音を言います。
当然基音が鳴らなきゃ倍音はならない訳で、サブウーファーを導入してきちんと鳴らすと響きが良くなるのはこの基音がきちんとなるようになったから倍音がよく響くようになったということなんです。
だからといってサブウーファーをズドンズドン箚せればいいのかと言われるとそれも違います。
サブウーファーは鳴ってるのがわかるようでは駄目なんです。
あくまでも主役はドアスピーカー、サブウーファーは脇役ですわね。
倍音が鳴ることで、その楽器特有の独特の響きが聞こえるようになり音場が広く豊かになります。
是非是非倍音と基音を意識してハッピーオーディオライフを送りましょう。