86のクーリング対策・オイルクーラー・チューニングショップ選び方・水温・油温に関するカスタム事例
2021年09月10日 23時54分
千葉出身 過去在住:群馬・秋田 86ターボ(仕様は車両紹介参照)を所有しています。 日光39.4 TC2000 1'03.2 茂原49.6 本庄(初)44.2 TC1000 40.0 袖ヶ浦(初10月)1'15.7 群サイ2'53 車に興味がなかったにも関わらず、免許取得をきっかけに運転が好きになり、今や泥沼の趣味へ サーキットや峠で楽しく走っております💸
今日は長文です。
文末にチューニングショップの選び方についての私見やクーリング対策についてグダグダ書いております。 ご興味がある方は是非最後までお付き合いください。
仕事があがってからツーシステムに86を引き取ってきました
オイルクーラー(10段)撤去⇒13段を右タイヤ前に設置したため、ラジエーター前があいて直(ACコンデンサーはありますが)で風があたるようになりました。
あとは今回間に合わなかった小型コンデンサーを取り付けすれば、より冷却効率はあがるはず
左側の金属板はオイルクーラーとラジエーターの導風板 ラジエーターの邪魔にならないように絶妙な設置具合
導風板だけでは心許ないのでフォグカバーもメッシュ化 フォグ無しは嫌ですし、黒いフォグカバーもイングスバンパーのデザイン上、不可欠と思っているため加工してもらいました。
オイルクーラー後ろはメッシュではなく穴あきのステンレスを装着 メッシュでは巻き上げた石を防ぎにくいと思ったので、、
フロント(ダクト側・フォグ側それぞれ)ブロアーで風を送ってもらったところ、ちゃんと風が通り抜けたので、風の通りはよさそうです。 ちなみに手をかざしたところ、意外にも目の前のフォグ側ではなく、ダクト側のほうから風を送り込んだ時の方の風圧が強かったです。
サーモスタットはビリオンの72℃
EGマジックの76.5℃サーモが無駄になってしまったなぁ………… 他にもラジエーターやオイルクーラーやら回り道はしていますけどね💸
ちなみにNAでしたら76.5℃でも充分だと思いますよ。 81.5℃で半開⇒86.5℃超で全開なので
ターボ車の場合は熱量が半端ないので少しでも早くサーモ全開にするべきかと思います(82℃からラジエーター能力全開にして時間を稼ぐため)
タイヤハウス内に熱風を送り込むので、フェンダーダクトもダミーから晴れて有効化(左右とも)
アライメントも取り直しました。
BadMoonにて脚をかえて以来アライメントをとっていなかったので、なかなか狂っておりました。 それでも左右均等なので、千葉の某悪質ショップが作業したアライメントの如く左右で正反対でないだけマシ(笑)
今回は前のHKS(SP)をはいていた際にカーメイキングレヴューで取っていただいたアライメントをベースにツーシステムでアレンジしてもらいました。
要約すると…
●フロント トーイン⇒トーアウト
●リア トーアウト⇒トーイン
このセッティングはタイトコーナー出口で踏めた印象があります。 ただ滑り出しはピーキー
この他にはデフカバーの大型化(TRUST)も実施
以上が今回実施内容です。
ツーシステムについては、とにかく本当に丁寧な作業をしてくれるお店です。そして造りがキレイ
事後報告とかもなく、しっかり顧客の要望を聞いて提案してくれます。
千葉でお世話になっているカーメイキングレヴューも技術力もあるし丁寧で職人気質のお仕事をしてくれますが、秋田でもいいお店に出会えました。
一方で……………最初の店はなんだったんだろう………………。 依頼外作業で勝手にエンジン壊して、挙げ句に自費で直すと言って直したはいいが、手のひら返して修理代も請求してくる始末
作業内容もエンジンメンバーをずれたまま装着したり、アライメントも無茶苦茶(用紙もくれない)などなど… 確か排気系の組み合わせでもデタラメなことを言っていたなぁ
筑波で好タイム出したことや家から近いという理由だけで選んだのが、失われた2年間(笑)に繋がりました。
2年にわたる裁判で経済的にもいいダメージを受けたことでしょう。 こちらは天下の弁護士特約で金銭的に損害はナシ 自業自得ですね
とは言いつつも…こちらも時間を失ったわけでして みなさんもショップ選びは慎重にとしか言えません。
一応自分なりのショップ選びの基準は以下の6点になります。
●見積をとること 変動がある場合はちゃんと作業前に連絡をしてくれること
●店主が作業現場に出ていること
●顧客の要望を分析し吟味のうえ提案してくれること
●丁寧な作業をしていること
●ブログなどSNSで他社の作業と自社の作業を比較していないこと(他社名は伏せつつも作業内容を批判・否定したりなどで自社の作業の優位性を誇示すること)
●ブログなどSNSで顧客の車をナンバーすら隠さずに投稿(指で隠す等、顧客の持ち物に対して指を立てる行為も同レベル)
3ぽつ目はある程度サーキットなど負荷の高い走りを実施しているか(高負荷環境でしかわからないこともあるため)とチューニングへの慣れ(提案内容への妥当性判断)がないと厳しい感じはしますが……サーキットメインのユーザーがやっているSNSなどが判断材料になるかと思います。
4ぽつ目も慣れの部分はありますかね…
だいぶ脱線しましたね
さて水温油温対策の初期感想について触れたいと思います。
まだ全開にはしてないのでサーキットではなんともわからないのですが、街乗りでは以下の通りです。(気温20℃)
●停車中は油温が100℃近くあがる(それ以上は水温が90℃なので上がらない) 以前はオイルクーラー後ろにラジエーターがあったため、停車中も電動ファンで空気が入っていたと推測
●走り始めたら油温はさがる 冷房なしだと水温85℃ 油温は95℃安定
●冷房かけるとファンがローでちょくちょく回るため水温は78℃、つられて油温も88℃安定
⇒つまり水温と油温は比例しており、油温は水温+10℃ぐらいになる模様 水温が下がれば油温も下がりますが逆も然りなのかな
とりあえず近々サーキット走行をして結果を見たいと思います。
結果次第ではさらにクーリング対策を実施します。多分かなり効果は上がっているとは思いますが、まだサーキット周回にはもうちょい追加施策が必要と踏んでいます。
●ACコンデンサーを左タイヤ側半分のサイズ(arrows販売)にして、ラジエーターに風が直であたるのを増やすこと(在庫があればすぐにやろうかと)
●レイルアンダーパネルで熱気抜き(注文済み)
●CUSCOリバーサルタンクでエア抜き強化(未決定)
これでも11月時点で油温が厳しければツインオイルクーラー化しかないでしょう。
既に知ってるよという方も多いとは思いますが…
水温にしても油温にしても発熱量と放熱量のバランスによって決まります。
発熱量〉放熱量の場合は温度は上昇 差が大きければ上昇の傾きも増加
一方で発熱量〈放熱量の場合はサーモスタット+5〜10℃で安定 サーモが閉じればクーラントもオイルも熱交換機(ラジエーター&オイルクーラー)にいかないわけですからね
つまり目指すべきなのは全開時における発熱量〈放熱量なのですが、現実的に一般で出来る改造では厳しいです(86ターボでは) ので、発熱量〉放熱量での差を縮めることが大事だと思います。
発熱量は出力で決まってくるので…これはなかなか変えられません。強いて言うなら…
●ダクト等で吸気温度を下げる
●エキマニなど熱源の遮熱
●熱源の位置を熱交換器から離す(困難)
ぐらいですかね
そのため放熱量を上げることが大事になってきます。
放熱量を上げるためには以下の2点かと思います。
●熱交換器の容量アップ(≒熱交換器の容量が放熱量の頭打ちになる)
⇒ラジエーター・オイルクーラーの置き換え又は追加
●熱交換器の効率の向上(≒風通り)
⇒効率が悪ければ容量を活かせない
できることは以下でしょうか
・冷風の導風(電動ファン・ダクト・配置)
・熱風の排出(滞留すれば冷風は入りにくい さらにより熱を溜めていくの悪循環)
・キャピテーションの除去
ちなみにサーモスタットはあくまで次の2点に限るかと思います。
●温度の下限決定
●サーモ全開時の引き下げによる持ちうる冷却能力全力時間の延長
以上長々とお付き合い頂きありがとうございました🙏 所詮素人の考えですので、ここは違うのでは? もっといいやり方があるよといった場合はご教授頂ければ幸いです。