にゃんこ \(^^)/さんが投稿したフォルクスワーゲン・ビートル・感動・感謝に関するカスタム事例
2018年12月26日 18時19分
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今回は1人の女性とワーゲンの話ですヽ(*´∀`)ノ
今年73歳のキャスリーン・ブルックスさんは、人生において多くの変化を経験した。しかし、彼女が「アニー」と名付けた赤い1967年型フォルクスワーゲン「ビートル」に乗り続けることは、1966年12月に米国カリフォルニア州リバーサイドで購入したときから変わっていない。51年間、ブルックスさんはこのビートルを日常的に使い続け、走行距離は今や35万マイル(約56万km)を越えている。ブルックスさんとアニーの噂を聞いた北米フォルクスワーゲンは、自社の製品に対する彼女の献身的な愛情に対し、感謝の意を表す行動で報いたいと申し出た。
それはアメリカにおけるビートルの故郷とも言えるメキシコのプエブラ工場でアニーを預かり、フルレストアしようというものだった。この工場では現行の「ザ ビートル」を製造しており、それも「ファイナル・エディション」を最後に間もなく終了する。
ブルックスさんは感慨深げに愛車を見送った。「何度も言ってきたことだけど、彼女(アニー)と私はよく似てるの。彼女は古びて、色褪せ、ガタが来てる。ヘコみもサビもある。でもね、まだ走るのよ」とブルックスさんは語っている。「そして、私ができるだけ手入れする限り、彼女は走り続ける」。
フォルクスワーゲンではブルックスさんの希望を確実なものにするため、およそ60人の作業員チームが11カ月かけて、アニーを最高の状態に蘇らせた。同社によると、アニーは全体の40%にあたる部品が交換され、357個のオリジナルのパーツが修復されたという。
フォルクスワーゲンの修復チームは、博物館に展示されるような状態を目指すのではなく、このビートルをこれから先、また何年も乗り続けることができるクルマに仕上げようと決めた。そのため、錆やへこみを直すだけでなく、現代の路上でもできるだけブルックスさんが快適に乗れるように、ディスク・ブレーキを装備し、サスペンションにアップグレードを施した。一見、当時の物のように見えるラジオは、AM/FMに加えてBluetoothにも対応した新しいオーディオ・ユニットだ。電装系は全て新たに引き直し、エンジンとトランスミッションは分解・洗浄した上でリビルトされた。
さらに、ささやかな心遣いとして、レザーで張り直したシートに「キャスリーン」「アニー」と刺繍を施し、ツールキットとジャッキは「ディープ・シー・ティール・メタリック」という2018年型ビートルの「コースト・エディション」に使われたカラーでペイントされた。すっかり色褪せていたボディは、グラブボックス内に残っていたオリジナルのペイントから新車時の色を割り出し、鮮やかな赤で再塗装。そして、ブルックスさんがこれまで貼っていたステッカーが再び車体に貼り付けられた。
ルーフ・ラックとホワイトウォール・タイヤを新たに備え、アニーはカリフォルニアに戻ってきた。現代のビートルは生産終了してしまうが、まだまだこうして新しい命が与えられ、元気に走り回っている初代ビートルがいることは明るい気持ちにさせられる。