ゆきむらー ☆さんが投稿したヤナセ・メルセデス・ベンツ・キャデラック・クルマのある人生を創る・東日本大震災から12年に関するカスタム事例
2023年03月13日 21時40分
東京↔️茨城 本文中では日本にメルセデス・ベンツを広めた故・梁瀬次郎氏に敬意を払い、敢えて「メルセデス」ではなく「ベンツ」と表記しております。
まいどご覧いただき、誠にありがとうございます🙌
投稿第555回
梁瀬次郎氏没後15周年記念
1997(平成9)年東京モーターショーより、キャデラックSTS。
本日3月13日は、㈱ヤナセ二代目社長、名誉会長を務めた梁瀬次郎氏の命日であります。
最近はヤナセ≒ベンツのイメージですが、かつては米国GM社のキャデラック、ビュイック、シボレーも主力商品のひとつでした。
ガイシャ≒高級、高価というイメージを植え付け、国内市場、メーカーを保護し、今日の日本車の繁栄にも一役買っております👍
1915(大正4)年の創業以来、ずっと扱ってきた米国GMのモデル。
途中、太平洋戦争で輸入が中断することがありましたかが、2002(平成14)年までキャデラックの輸入権を持っておりました。
桑田佳祐をCMに起用し、当時のトヨタセルシオ、クラウンマジェスタや日産シーマなど国産高級車と殆ど同価格まで下げて拡販に努めたセビル。
このタイプのセビルは日本向けのためにRHD車の設定や、全長を5000㎜以内に收めるなど、使い勝手の向上のためのアプローチを本国へ積極的に行なっておりました。
2002年にGMJへ輸入、配車権を譲渡してからはなんとなくギクシャクした関係のようですが、それでもキャデラックを一番売ってるのは現在でもヤナセのようです。
GMJはミツオカと新たな販売網を築いているようですが🙄
現在、日本ではなかなか売れない米国車。
トランプ前大統領も散々アメリカのクルマを買え買え言っておりましたが‥😦
何故米国車は売れないか?でよく言われる理由として、Rhd(右ハンドル)が無い、サイズが大き過ぎる、燃費が悪いなど挙げられておりますが、本当だろうか❔
ドイツ製高級車の上級車種は普通に売れてるし、このクラスになるとLhd(左ハンドル)のほうが人気だったりします。
しかも、お世辞にも燃費が良いとは言えません。
やはり大切なのは「ブランドイメージ」だといえます。
GMのライバル、フォードは日本市場より撤退してしまいました。
撤退時の会見で、日本市場は閉鎖的とか言ってましたが、本当にそうか❔
25年くらい前に当時の円高を背景に、値段を思い切り下げて販売したのは歓迎されましたが、あまりにも安売りし過ぎてブランドイメージが低下、リセールバリューもガタ落ちという悲惨な結果を招きました😦
昔のキャデラック、ビュイックのヤナセものは、フェンダーミラーになってたり、灯火類を日本の法規に合わせたり、ドアノブを変えたりと運輸省(当時)の型式認定取得にかなり苦労していたようです。
そこへ同じ車種が少量輸入の型式不明で並行輸入されて、いち早くニューモデルとして売られては面白くないのは当然の話。
ヤナセが並行車を忌み嫌っていたのは、そういった背景があるからといえます。
キャデラックXT4
全長4,605 mm全幅1,875 mm全高1,625 mmホイールベース2,775 mm
エンジンは2L
「アメ車はデカい」という先入観を打ち破る内容。
もし、現在でもヤナセが輸入代理店であれば、このクルマはもっと売れるに違いないし、キャデラックのブランドイメージも今よりずっと高くなっていただろうといえます。
かつて、国産車と並べて「アメリカ車は高くも大きくもないですよ」という比較広告まで打っていたのですが🙄
ヤナセ認定中古車、BRAND SQUAREでは国産中古車の取り扱いもしておりますが、その中でもLEXUSは特別扱いです。
前にも書いたように、これはもしかするとヤナセがレクサスを扱うための試金石のようなものかも知れません。
そうなると、トヨタ系ディーラー以外では初めてになるかも知れません。
BMW Japan直営販売会社「BMW Tokyo」より譲り受けた東京城南地区。
これはヤナセが譲って欲しいと頼んだのではなく、BMWサイドより依頼されたもの。
昨日の敵は今日の友、かつてはライバルだったメーカーが、今や自社取り扱いブランドとなっております。
輸入、配車権が無くなり、自動車販売会社となってはやはり「売れる物」を扱いたい気持ちはあると思います。
レクサス取り扱いについては、トヨタ系販社が「YES」というかどうかという壁がありそうです🙄
現在の取り扱いブランドはメルセデス・ベンツを筆頭にBMW、Audi、Volkswagen、PORSCHE、キャデラック、シボレーとなっております。
梁瀬次郎氏も今年で没後15周年。
GM系の車種は父親でもある創業者、梁瀬長太郎氏の代によるものですが、戦後に輸入販売権を獲得したベンツ、VWは次郎氏の功績によるもの。
Volkswagenを「フォルクスワーゲン」と読み、タイプ1(ビートル)を「ワーゲン」の呼び名で浸透させ、メルセデス・ベンツも海外で一般的な「メルセデス」ではなく、女性の名前のメルセデスよりドイツ的重厚感のある「ベンツ」と呼ぶことにし、日本国内においても高級車の代名詞いえる存在となります。
よって、梁瀬次郎氏への敬意をもって、私は「メルセデス」ではなく「ベンツ」と呼び、表記しております。
それでは皆さんごきげんよう🌚