MINIの細かすぎて伝わらないパーツ・旧車・英国車に関するカスタム事例
2019年09月22日 18時28分
これまでもこれからも、自分の愛車は、燃費が悪く、壊れることもあり、人も物もあまり運べず、税金は重課され、手放す時には二束三文?。でも愛着があればそんなことは気にしません。我が愛車は移動手段てだけじゃないんです。手入れを行き届かせるべき愛用の道具だったり一張羅でもあるんです。時にはペット、時には伴侶、手を掛ければ応えてくれて、まるで鑑のように自分の行いがきっちり還ってくるのです。そんな私も身体のあちこち壊れはじめたクラシック。今日も私と愛車、頑張れ頑張れ、東へ西へ
今日は3点の細かすぎるパーツを紹介します。
画像は運転席側ドア内側です。窓が上下するようになる以前の年式なので、袋状にはなっておらずミニの小さい割に広々とした空間を造りだすのにひと役かっている部分です。
右の端のほうにあるのはドア内側ハンドル(レバー)、外側ハンドル(レバー)と直結でレバーを下げるとドアを開けることができます。
ドアを閉める時はドアポケットを持つのが力を入れ易い感じです。そうでない場合は、上部にも指の入る空間があります。
でも上部に指を入れると、レストア以前は鉄板の切り端が剥き出しなのが少し気になっていました。
……と、ここで大変な事に気がついてしまいました。ドアの内張、上下逆だ! ∑(゚Д゚) あちゃー……。横縞模様が上半分にくるのが正解です。よって、近いうちにやり直します。
気を取り直してつづきを。
懸念が解決したのは、レストアに必要なパーツ選びを品番と画像を照らし合わせながら探している時。
上部の剥き出しのフランジを覆うストリップ「24A1517 STRIP, safety, top of door flange covering」を見つけたのです。
新車当時にはあったはずのこのビニール製でU字形のパーツは、幾度かのリペイントなどを経ているうちに無くなってしまっていたようです。
次は荷室後部タイヤハウス。スタッドボルトのように突き出しているのは、リアショックアブソーバーの取付部分。これも購入した当時は剥き出しでした。
このままですと積んだ荷物にキズをつけたり、積込作業中の人もケガするおそれも無きにしも非ず。
上部に被せるゴムキャップ「21A640 CAP, rubber, upper shock absorber mounting」はちゃんと設定されていました。これは最近ではなく2010年に購入したものです。
さらにもうひとつ。
ドアポケットの端の2つの穴を塞ぐための「
2H7274 PLUG, check strap screw hole in door pocket」。ゴムでできたシンプルな蓋です。
穴が空いている理由は、ドアが開き過ぎないようにするストラップを留めるため。
ドアポケットのパネルは左右共通なので、穴ははじめから両端に空いてしまっています。製造段階でその穴をゴムのキャップで塞ぐ設定のようです。当然これも購入時に無くなってしまっていました。
3点は欠損に気づいてしまったばかりにちょっと意地になって取り寄せたパーツですが、あっても体感があるわけでもなく、無くても困ったりはしなそうです。
得られるのは、ただ「オリジナルにまたひとつ近づいた」という満足感なのです。