N-ONEのN-ONE RS・メテオロイドグレーメタリック・母に関するカスタム事例

#30
2月の末頃、母が亡くなりました。
先日四十九日も過ぎてひと段落したということもあり今の想いを残しておこうと思います。
この一年母は病気と闘ってきましたが、そもそもお別れをするつもりなんてなかったのでちゃんとしたありがとうを言えないままとなりました。
お別れはいつか来ることではあるけどいつかも来てほしくないことだったりする。
その人のことが愛おしいとか存在しているだけでいいとかよく言いますが、実際にもそうでいるといないではこんなにも差があるのかと痛感しました。
僕は今まで色んなことに対して何とかなるだろうと思って生きてきました。
自分がここまで何とかやってこれたのも母が知らないところで助けてくれていたことで成り立っていたんだと思います。
僕の中ではあと15年以上は時間があるのだと勝手に思っていました。
僕は日々が忙しいとか自分に言い訳ばかりでしたが色んな話をしたりどこかへ連れて行ってあげるなんて時間はもっとあったはずだったし、もっと何か出来ることがあったんじゃないかと後悔ばかりが残っています。
生きていた時よりも亡くなった後の方が母のことを考えている様な気がして、ホントどうしようもないなと思います。
何となく平々凡々と生きてきましたが病気や自然災害、はたまた戦争なんかでたくさんの方々が亡くなっている現実で、この世の中には悲しいことがスゴくたくさん蠢いて、でも多くの人はたくさんの楽しいことばかり切り抜いて悲しいことはひた隠しにして、皆さんのその悲しさに耐え抜く力というか、それでも生きていかないといけない強さというかなんかそんなことを感じました。
誰が亡くなっても世界は止まることはないし時間は残酷にも過ぎていきます。
もしかしたら悲しんでる間なんてないのかもしれないですね。
これからは僕が母から言われたことや思っていただろうということを大切にして生きていこうと思います。

総走行距離2750km