コペンの土曜日の続き・しっかり造り、若い奴にバトンを渡す。・とりあえず、いくつもの顔を持つ者。・頭の切り替え大変です。に関するカスタム事例
2023年06月12日 20時57分
クルマ関連の仕事をして、いつしか好きでやってた板金塗装の仕事により、お客さんのクルマばかりやってたせいで、自身のクルマはそっちのけ。職種変えてから出会ったコペンが数十年ぶりの楽しみになりました。沢山のいいね!フォローありがとうございます。
さてさて。本日の沖縄はウエット。
土曜日のボディーワークの続きになります。。
クルマ好きの社長に事情を説明、「そう言う事情なら。ココはいいから手を貸してやれ!しっかりやって来い!!」
てな訳で本業はお休みしました。💧(有休扱い)
さて。土曜日のボディーワークの続きです。クルマの写真とかではなく、鉄板と錆びの写真ばかりになります。ココからさらにいつもの長文です。😊(めんとくさスルーで。)
180SXのリヤフェンダー・リヤロアーの板金作業になります。
3ピースをひとつにまとめます。写真はフェンダーアーチ側。ツラ当て溶接で重ねは無し。
バンパー側。平なボンデ板から叩き込みで非対称のアール。
右側が摘出したアウターパネルの部位で、左側が移植予定の造り込みかけた部位です。
はい。。ココで問題発生。。
アウターパネルを受けとめるインナー側の部位が錆びで朽ち果ててます。剥離しながらわかった事ですが、銅メッシュに半田で錆び穴塞いだ「早く安くで目隠し作業」。
僕はやりません。同じ作業時間で鉄板叩き汗流します。こんなの楽勝ですよ。😊
アウターパネルを受けとめる部位をハサミと当て板とハンマーでざっくり制作。(約15分)
アウター受けのインナーを溶接接合。
写真見てわかると思いますが、まだ錆び穴はリヤに伸びてます。接合前に切り込みを入れてからの接合になります。とにかく1箇所ずつカットして固定する。そして次の悪い部分叩き造り込み接合。
溶接による引っ張りの歪みを無くす為のやり方になります。
悪い部位の骨を1箇所正し、次の悪い骨を治すやり方。
復元する地道な作業でして、ココを疎かにするとインナーが歪みだらけになるばかりか、アウターパネル取り付けが厄介な事になります。
次のパネルを造り込み、接合からのサンディングです。(かいつまんで)コレでアウターパネル取り付け出来ますけど、インナーパネルの錆びとホコリを極力落として(幸い錆びはで表面だけでした)ココで錆び転換剤を散布からヒートをかけて黒サビ促進させて、エポキシ系のローバルを履け塗りです。
コレで先に造り込んだアウターパネルがようやく取り付けできます。真新しいアウターパネルの内側もしっかりとエポキシローバルを塗り込んで。
アウター接合スタート。パネル合わせて確認、「はいドンピシャ!👍」なるべく歪ませないように点付けしては冷やし、点付けしては冷やし。。溶接の隙間のクリアランスは、約0.5ミリ。表溶接でしっかり裏ビートが出来るように。
フルウエルド(全溶接)からのサンディング。
溶接接合による凸をサンディング。斜め上に走る接合部分で約2ミリの凹。
写真はここまでですが、後に、
この歪みはスタッドで引き出して、極力ゼロに近づけてます。厚付けのパテは嫌いですし。😊
良い状態からスタッフさんにパテ作業のバトン。そして離脱。
「H君、後は頼むね!😊」
明日からはいつもの本業に集中します。
今日のオッさんの長いレポートはここまで!
長々とお付き合い感謝。そして良いね👍やコメント感謝。ありがとうございます。