9-3 カブリオレの510190さんが投稿したカスタム事例
2021年01月31日 17時29分
サーブ9-3カブリオレをメインに、ジェミニ・イルムシャーも飼ってます。 ずっとアルファ・ロメオばかり乗ってきたので、イタリア車と違ってナニゴトもない日々に感謝と感動を感じています。
サーブのパワーステアリングから唸り音がするようになりました。
まずはフルードの量をチェックしてみたらゲージにオイルが全く付かないほど減っていました。
パワーステアリングはかつてのアルファ164Q4で苦労したことがあり、純正指定のパワステフルードを使わないと、ステアリングラックを痛めてしまいます。
アルファ164Q4のフルードはパワーステアリングポンプとビスコマチックという4WDシステムの作動ポンプを共用していたため特に純正指定のフルードを使わないと確実にトラブルを起こすことになり、その日本車では使っていないフルードをヨーロッパ中を探し回ることになりました。
さてサーブは?とマニュアルを見てみると、CHF11Sというフルードが指定されています。私が知っているのはDOT3とかDOT4とかの粘度規格で、調べてみるとCHF11Sはドイツ車やボルボなどが指定している規格のようで、結構様々な車種に採用されていました。アルファ164Q4のような地獄はどうやら回避できそうなのでほっとしたのですが、通常のカーショップでは取り扱いがありませんでした。
これはヤナセで少し分けてもらうしかないか。とネットで調べてみると、代替品としてSTPのパワーステアリングのフルードが使われていることが分かりました。しかも補充用のこのフルードは漏れ止め効果もあるようです。さらにこれならカーショップで普通に手に入ります。
早速、オートバックスで購入し、補充することにしました。
サーブのパワーステアリングフルードのタンクはエンジンヘッドとバッテリーの間にあります。一般的にはバルクヘッドの側にあるものですが(私はそこにある車しか知らない)、サーブのタンクはエンジンルームの目立つ一等地にあります。しかし、写真の通りゲージが見にくいことこの上ありません。写真のキャップに付いているゲージに2箇所窪みがあり、その中間にレベルが来るまで補充すれば良いのですが、ゲージが黒いため、フルード量が分かりません。おそらくそんな作業はディーラーでやるので、オーナーは気にもしないのでしょう。
これで唸り音が消えれば良いのですが。