アイの車内音楽に関するカスタム事例
2021年07月02日 19時31分
週末。一週間があっという間です。
さて第四回(恒例になってきた?)車内でかけてるCDコーナー♪
今回はコレ!
True Kiss Destination
小室哲哉が1999年くらいに自身もメンバーとなり立ち上げたユニット。
小室哲哉といえば、TMN、trf、globe、安室ちゃん、華原朋美、鈴木あみ…など90年代の一大ブームを巻き起こしたプロデューサーなのは誰もが知るところ。
しかしこれを知る人は多くないだろう。
元dosのメンバーのAsamiと小室さんの二人組。
麻美さんは後に小室さんと結婚・離婚。ケイコの前妻。
その辺は置いておいて、なぜこのユニットが有名ではないのか…
それは曲(音)作りからプロデュースのアプローチ手法までもが全くの別物なのである。
まず曲作り。バンドでいえば普通はドラムやベースが曲の土台を担い、ギターやボーカルがメロディラインを構成という感じであるが、TKDの曲は音の要素が極端に少ない。小室さんの解説によれば乾いたスカスカの音にボーカルを泳がせるイメージで作ったそうだ。キック(バスドラム)とスネアだけで曲を構成しようと試みたりしたらしい。いわば売れ筋なぞまったく無視、新たな音楽への研究的な位置付けではないだろうか。
そしてTrue Kiss Discという新たなレーベルをこっそり立ち上げ、アメリカのクラブシーンでインディーズとしてLPレコードのみリリースするという手法で最初の楽曲を発表。アートワークまで小室さんがやったとか。
素性を隠して曲のクオリティだけで本場に挑むという姿勢である。
このCDは確か数量限定でリリースされジャケットには「MADE IN USA」と表記がある。僕が買ったときは洋楽コーナーにひっそりと並んでいた。いわば逆輸入である。
その後日本でもデビューし、後にKiss Destinationに改名。デビュー曲はTOTOの名曲「Africa」のカバーである。
音楽の一時代を築いた名プロデューサーが売れ筋ばかり追わずこんな活動をしていた事も、知れば知るほど面白い。
詐欺罪や不倫報道などかなりマイナスな面もあるが、音楽に関しては間違いなく一流。
詐欺罪の裁判で職業を聞かれ「音楽家です」と答えたそうだがそれが全てではないだろうか。
以上nal評。
ドゥーナッツのリクエストを頂いてましたがCD持っておらず……
代わりにいつか女性二人組枠で何か紹介します(^_^;)