hagevolcom@シマシマモータースさんが投稿したミジェット1500USA・旧車はスポーツだ!・みんな違ってみんないい・ウェーバーオーバーホールに関するカスタム事例
2023年04月30日 12時20分
電子制御より機械制御。 強制吸気より自然吸気。 インジェクションよりキャブ! 平成より昭和! そんなおじさんです!#旧車 #気があう人 #変態😍 しかフォローしません!
ウェーバー45dcoe 151
スペイン製
バラして行きますね
ちょっと確認点検しながら写真撮って記録、説明していきます!
キャブのプロの方から見れば、そんなことぐらい!と言われそうですが、これからキャブをバラしてみよう!なんて人には、少しのアドバイスになれば?と思います。
長いので、何回かに分けてあげますね🙏
わかりづらいですが、これでも一応さらっと洗ってあります🤣
外す前に下手にゴミが入らないように洗います👍
では、ジェット上のふたを開けましょ。
では、ジェットの確認をして行きます!
とその前に、普通にその辺にあるマイナスドライバーで外してますよね?
これぐらいのネジなら、これぐらいのマイナスでも回っちゃうでしょ?
なんて適当な事はやってはいけません。
ホームセンターで売ってるネジなら良いけど
キャブをバラすのは、パッキンセットとかマニュアルとかよりも先に、色々なマイナスドライバー🪛を当ててみてピッタリくるものを探してから、初めてくださいね。
これは、良い大きさの物がないか?
前から探してましたが、無いので削り出しで作りました🤣
よく見ると、すでにジェットホルダーの角が削れてますよね?割れた破片はどこへ?
そういう事です。
人のウェーバーをバラすのは勉強になります📖
このエンジンで、このウェーバーだと?
ほほうジェットの番手はー
えーと💬番手は〜
全然見えません🤣
後で拡大して確認します🤣
ちなみにアイドルジェットは、コーケンの絶縁ドライバーがピッタリです😊
はい次。
ちょっと構造を理解しながらやって行きます。
ここは、ガソリンが最初に通るところです。
この上のふたを緩めると
ここにフィルターが入っています。
ウェーバーの場合ここで大きなゴミは拾えますので、ジェットとかが詰まっている場合は、定期的な清掃不足がほとんどかな。
次、上のカバー開けると、そこにはフロートが付いています。
先程のフィルターを通ったガソリンがこのバルブから出てきます。
このとんがったのがニードルバルブ。
先日、オーバーフローしていた私のキャブは、ここが減ってました😅
構造は、フロート(ウキ)を使った構造になっていて、バルブを離れる(フロートが下がる)とガソリンが流れて来て
バルブを押すと、さっきのとんがりが通路を塞ぐ。
こんな小さいのでガソリンを止めたり、流したりしている。
これが、ガソリンの流れです。
次、スターター系統です。
こういったワイヤーで繋いで、レバーを動かします。
ほとんどの車がスターターを使って無いですね。
ワイヤー等で引っ張ると、このレバーが動きます。
これがスターターの裏が、これでリパーを動かすと
歯車が動き、横に付いてる小さな突っ張りが動きます
その突っ張りが、このピストンにかかっていて
このピストンを押し上げます
これがピストンを抑えてるバネで
これがピストン
で、そのガソリンが押し出されると
ここから出ます。
ここは、バタフライの奥。
つまりエンジン側になります。
バタフライを開かなくても、直接インマニに
ガソリンを送る事ができ、冷機時のエンジン始動に役立ちます。
ただし、空気と混ざってないガソリンが大量に流れるので、エンジン始動に失敗するとかぶります😅
だからみんなスターターは繋がずに、儀式のようにアクセル踏んで、加速ポンプからガソリンをインマニに送るんです。
なーんだ、長々と説明したのに全く意味のない系統じゃん!
と、思ってる人もいるとは思いますが、このスターター系にはもう一つ大きな役割があるんです!
スターターをしたから見ると、なんか網のようなフィルターが見えます。
そして、接合部分を見ると黒くなっています。
さっきの出口は、バタフライのエンジン側に付いてましたよね?
つまり、パンパン!とバックファイヤ🔥が発生した時に、エンジンからの圧力をバタフライに直接受けてしまうと、バタフライが曲がってしまう可能性があります。
それをスターター系統に逃すことにより、同調がずれにくくなっているんです。
調子が悪い車ほど、このスターター系統が仕事してます。