カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・アクアに関するカスタム事例
2025年01月05日 19時05分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ 再レビュー編
トヨタ アクア(初代)
続いて初代アクアの再レビューです。初代アクアに最後に乗ったのは2年前の12月に前期型をこちらでレビューしましたが、それから2年後、改めて後期型を乗ってみることにしました。
初代アクアとは?
『ハイブリッドシステムの小型・軽量・高効率化など、トヨタの量産ハイブリッドカー開発17年間の知恵と技術を結集したコンパクトクラスのハイブリッドカー「アクア(AQUA)」。今回、マイナーチェンジを行った。アクアのデザインの特徴である「親しみやすさ」、「軽快さ」はそのままに、より先進的で洗練されたデザインとした。ラインアップは、「L」、「S」、「G」、「Gソフトレザーセレクション」を設定。エンジンの改良やハイブリッドシステムの制御を見直し、「L」はクラストップのJC08モード走行燃費38.0km/Lを達成。「S」、「G」においても、34.4km/Lを実現。フロントは、伸びやかなデザインとしたヘッドランプをはじめフードやフェンダー、バンパーなどのデザインを変更することで、さらに洗練されたイメージを付与。リヤは、コンビネーションランプ内のデザインを変更するとともに、リヤリフレクターをバンパー下部に新たに配置し、より安定感あるスタイルとした。内装では、センターメーターにTFTマルチインフォメーションディスプレイを標準装備(「L」を除く)。センタークラスターは一体となった面構成とし、新たにホワイトソフトレザー(合成皮革)(「Gソフトレザーセレクション」に設定)のシートを採用。走りにおいては、ボディ剛性を強化するとともに、タイヤサイズも175/65R15から185/60R15に大きくすることにより、優れた操縦安定性を確保するとともに、乗り心地も向上させた。ボディカラーは、新規開発色の「クリアエメラルドパールクリスタルシャイン」、「ジュエリーパープルマイカメタリック」を含む13色とボディカラーと異なるカラーパーツを組み合わせたFLEX TONE(「G」、「Gソフトレザーセレクション」に設定)4色を用意。』
(goo-netより引用)
今回の車両はGグレードです。車検証が無く年式は分かりませんでしたが、ホイールキャップからして2017年〜2019年の車両です。新車価格は206万2800円です。
外観
外観は、昔レビューした中期型からさらに開口部を広げて、まるで魚みたいなフェイスになりました。私個人的に中期型が好きなデザインだったので、これが登場した2017年当時驚いてしまいました。魚やんと。サイドは、空力を考えたデザインで背が低く見えるフォルムです。高さが1455mmと同世代のノートe-POWERやフィットHVよりも高さは低いです。これが派生モデルのクロスオーバーだと1500mmに、GRスポーツの17インチモデルで1440mmと変化します。スタイリッシュに見える分、後席の快適性は低そうだなと感じてしまいます。リアは、後期型からバンパーやテールランプが変わり、引き締まった印象を受けます。特にリアから見たフォルムは私個人的にはすごく好みですね。まとめると、プリウスで培った技術を5ナンバーサイズのコンパクトカーに凝縮したような感じです。
内装
ドア側は、肘置きはしっかりソフトパッドが使われています。ここは良いです。あとはハードプラですね。ウィンドウスイッチ周辺がピアノブラックなのは個人的には嫌ですね。インパネ周辺は、助手席側がソフトパッド使われていました。他はハードプラです。一つ言いたいのは、あまりにもピアノブラック使い過ぎていること。逆に質感悪く見えますしハンドルの手に触れやすい部分まで使われていて残念です。室内照明はLEDです。シートはやや固めで、ドラポジも問題無く合いました。1時間くらい乗っても疲れは感じなかったので良いシートかなと思います。ファブリックの手触りも良いですね。シフトは、昔トヨタが好んで採用していたゲート式です。私はゲート式は好きじゃないです。ストレート式が一番です。シフトも青色の装飾があり個人的には嫌いですね。エアコンの温度調節はダイヤル式になっていて、節度感は最高です。カチカチ良い音が鳴ります。ペダルレイアウトは良くて、足をパンと出すとしっかりブレーキを踏めます。助手席は、21cm〜平手が入らない程と比較的広めです。シート下は張り出しがあって足を手前に置くことはできません。後席は、質感落ちていますね。ソフトパッドやピアノブラック装飾が無くなりました。ドアは当時としては並な剛性かなと。FIT3には劣ってます。シートは前席よりも固くなるため、長距離はキツイかもしれません。身長177cmの私で、頭上空間が拳2個、足元空間が9cmとやはり狭いです。後席によく人を乗せるならノートやフィットがお勧めです。角度調整はできません。
ペダルレイアウトは問題ないです。給油口はレバー式です。
メーターはセンターメーターで、私は好きじゃないですね。ただ同じくセンターメーターの3代目のエスティマみたいにハンドルと被ってまともに見れないメーターではないのでまだマシな部類です。
車幅はボンネットが見えないので掴みにくいです。ワイパーもガッツリ見えており残念です。
荷室
撮ったつもりが撮り忘れたようです。すみません。大体ですが幅124cm、奥行き66cm、高さ82cmになります。16cm段差があるため荷物の出し入れはしにくいかと。後席を倒しますと奥行き143cmになります。ただ、14cm段差があるため車中泊は厳しいと思います。
ヘッドライトを点灯させました。LEDのようです。車幅灯はハロゲンです。OPだったかと思いますがシグネチャーランプ付きのLEDヘッドライトも選べます。テールランプもLEDです。前期は確か豆球で、確か中期型からLEDに変わったかと。
タイヤ
15インチのホイールキャップ付きです。中期型と同じ物と思いきや後期型とは微妙にデザインが違うようです。カローラフィールダーとかと共通のデザインです。2019年の改良でまた違うデザインに変わっています。クロスオーバーで16インチアルミホイール、GRスポーツで17インチアルミホイールに変わります。GグレードだとOPでアルミホイールに変えることも可能です。タイヤはエナセーブのEC204です。
搭載エンジン
1NZ-FXE型の74馬力にモーターが61馬力の物です。システム最高出力は100馬力。アクセルとブレーキは悪いですね。踏み始めがカシュとなる感覚でフィーリングが非常に悪いです。私が昔好んで言ってた『カシュカシュアクセル』とはこれのことを指します。個体差の問題かもしれませんが。ブレーキも同じようなフィーリングで悪く、やはり1割くらい踏むとややガツンとなる印象です。また、30系プリウスと同じく最後の停車時にいきなりブレーキフィーリングが変わりスカスカになります。これもダメですね。加速性能は普通です。必要十分だと思います。ノートe-POWERやフィットHVのような加速力は無いです。2代目のアクアと比べてももちろん劣ります。加速の反応は1テンポ遅れますが許容範囲内です。ただ、坂道だとパワー不足には感じます。パワー欲しい方は現行モデルのHV選んだ方が良いです。静粛性は、当時としては並だと思います。発進時車両接近音が車内までダイレクトに伝わるので、今の車と比較したら煩いとは感じます。ロードノイズは目立つ印象がありました。タイヤ変えれば改善するかもしれません。dBは66前後です。停車時はエンジン始動していない状態で37dB前後でした。ハンドルは若干重ためです。だらけた感じも少しありますが車のキャラクター考えるとこれで良いかなと思います。サスペンション、ここは素晴らしいですね。トヨタらしいソフトな味付けで、乗り心地は良好です。大きめの段差だと流石に車体が大きく揺れる印象はありますが、振動収束が早くて快適ですね。ここに関しては同世代のノートやフィットよりも優れたポイントだと思います。リアからの突き上げも抑えられています。高速道路も、段差をソフトにいなしてくれて乗り心地が良いです。dBは69前後でした。カーブ曲がる際はそこまでロールは感じないかなという印象を受けました。
まとめ
良いところ
・ダイヤル式エアコン 節度感⭕️
・ペダルレイアウト⭕️
・ソフトな乗り心地で⭕️ +0.5点
悪いところ
・内装の質感が良くなく、ピアノブラックまみれ。−0.5点
・アクセルとブレーキのフィーリングが酷すぎる。−1.0点
・もう少しワイパー隠してほしい。−0.5点
・ロードノイズはやや目立つ傾向あり。タイヤ変えれば改善するかも?
評価:3.5点 悪くはないです。検討しましょう。
昔乗った時は3.0点にしましたが、改めて乗ったら3.5点となりました。基本的にはしっかり作ってある印象で良いです。ただ、一部イマイチな箇所があるので3.5点です。私個人的には、中古でコンパクトカーのHV探すなら、この初代アクアを勧めます。同世代のノートe-POWERは内装の質感がイマイチで、シフトが扱いにくいです。3代目フィットのHVも同様のシフトですし、タッチパネル式のエアコンの使い勝手は最悪、何よりi-DCDが原因のいろは坂立ち往生問題があるので、私はフィットHVに関しては購入は理解がある方以外は回避するべきだと思います(同じシステム搭載するフリードHVでボロクソ言いましたので)。それを踏まえると、安価で比較的乗りやすいこの初代アクアがお勧めです。この前レビューしたばかりの2代目のフィットHV、あちらも推奨はできますけど、2010年代後半のコンパクトなハイブリッドカーお探しならこれが買いでしょう。