デリカD:5のTDIチューニング・TDI tuning・オイルキャッチタンク・カスタムへの道・フォロー大歓迎に関するカスタム事例
2018年08月29日 17時35分
デリカカスタムの道 Vol.55
今日はオイルキャッチタンクの話を…
でオイルキャッチタンクとは何か?
って所からですが、普通エンジンにはPCVバルブと言うのがが付いて、そこからブローバイガスが排出されるのですが、ブローバイガスは油分を含んでおり、その油分を分離してやるのがオイルキャッチタンクなんです。
先ずはブローバイガスとは何ぞやってことで説明すると…
エンジンのクランクケースなどから吹き抜けてくるガスの事で、シリンダーで圧縮され燃焼された混合気が全て排気ガスとしてマフラーから排出される訳では無く、ピストンリングの隙間からクランクケースに、排気ガスが少しだけ漏れるんです。
クランクケースに入った排気ガスはPCVバルブを通って抜けるのですが、当然エンジン内部を通ってくるので、一緒にオイルも混ざって出てきます。
エンジンを完全密封してブローバイを出さないようにすると、エンジン内の圧力が上がりすぎて亀裂、破損などが発生するのでPCVバルブを開けて内圧を下げるのです。
ここで案外勘違いしてる方がいますので注意してください。
オイルキャッチタンクを付けたからと言って、昨日説明した煤(カーボン)堆積が無くなる訳では無いですからね。
上で説明した通り『排気ガスとしてマフラーから排出される混合気』では無く『クランクケースなどから吹き抜けてくるガス』の油分を分離するものなので、EGR循環による煤(カーボン)堆積は全く変わらないので、オイルキャッチタンクを付けても、せいぜい100が80とか90になるくらいと思ってください。
だって圧倒的にPCVバルブから循環されるものよりマフラーへ排出されるガスの方が多いので、EGRパイプを通って循環される排ガスの内容、量は変わらないですから。
まぁ無いよりはまし程度と考えるのが良いかと思いますよ。
でも少しでもマシになればと私はキャッチタンクを付けてますけどね。
… to be continue