ハイゼットトラックの電子制御式パートタイム4WD・FR用CVT・雪道ドライブに関するカスタム事例
2024年01月11日 22時02分
愛知県を中心にドライブします🚚 旅路で気になったマイナースポットを投稿していきます! 年3万キロ(二輪含む)、峠に高速に林道を満遍なく走っています。 今まではRV、2駆軽バン、ホットハッチ、MR、2シーターオープン、コンパクトSUVなど色々乗ってきました。 街乗りから峠道まで楽しい素のスイフトと、林道雪道も含めてオールラウンドにを走れる4WD軽トラの2台持ちに落ち着きました。
雪道を走ったので4WD機構のレビューです。
今回走った道路はアイスバーンなどは無く、ほぼ新雪で深い所でも15cm程の雪量でした。
自分のハイゼットトラックS510Pはスタンダード農用スペシャル(スマアシ付き)、CVTです。
タイヤは155/70R13のヨコハマ アイスガード6、2年目タイヤです。
CVTで雪道を走れるのか少し不安でしたが全く問題ありませんでした。
電子制御式カップリングを使った4WD機構は、2WD(FR)、4WD AUTO(可変)、4WD LOCK(直結)のモードを持つパートタイム式です。
【4WD AUTO】
取説にて「通常はFRで走行しますが、路面状態に応じて、FRから 4WDまで自動的に制御して走行します」とあるので、センサーなどによってステアリングの舵角や車両にかかっている情報を元に駆動力の配分を制御するアクティブオンデマンド4WDとなるモードだと思われます。
直進状態であっても2WDとは違い、前輪も駆動して路面にトラクション掛けることで安定感が出ているように感じます。
ただ、四輪に駆動力を掛けているためか、同じ加速を得たいのであれば2WDモードよりアクセルを大きく開く必要があり、エンジンブレーキも強く感じるので、乾燥路に出た場合は2WDに戻した方が走りやすいです。
また、ドライブシャフトが切り離せるわけではないからか、2WD/4WDでの燃費に差は特にありませんでした。
コーナリングの際は、舵角をつけるにつれてフロントの駆動配分減っていくので、直結四駆のような曲がりにくさは有りません。
トンネル内や日差しが差していて雪が溶けているような路面も含まれる雪道などの従来のパートタイムだと気を使うような場面でも、気軽に4WDを入れることができるので大変便利でした。
ただし、路面が雪に覆われているような道路では、コーナリング時はFRに近いので、アクセルオン時に後輪が滑りやすく、後述の4WD LOCKの方がアクセルを開けれるので楽しく走れました。
【4WD LOCK】
前後の駆動配分が50:50になります。
この時の動きは他の直結四駆との違いはそこまで無いかと思います。
低高切り替えギアはありませんが、リアにデフロックも付いているのでいざという時にどうにかなるという安心感があります。
ただし、路面の良い所が混ざった道路では、駆動系に負担がかかる恐れもありますし、タイトコーナーブレーキング現象で曲がりにくくなりますので、全面に雪があるような道路限定になります。
【TRC、VSCを切った状態での動き】
アクセルオンでスライドはできますが、一度滑った後にカウンターを当て、スライドを継続させようともう一度アクセルを踏み込んでもエンジンの回転が上がるばかりで駆動が伝わって無い様子でした。(モードによる違いは無し)
CVTベルト保護機構が働いて多板クラッチが滑っているのか、はたまた他に原因があるのかはわかりませんがドリフト走行は難しい車です。
ただ、あんまりやり過ぎると壊れそうなのでそこまで試せてはいません。