スカイライン GT-Rの30万kmの純正ピストン・カーボン堆積・見た目ほど性能に影響ない・定期的にカーボン除去したいに関するカスタム事例
2022年10月09日 21時50分
新車から22年超・34万km目前・CT歴6年超、終の愛車BNR34の整備、イベントなどの記録を残します。2022年9月アウトバーンさんでOHした新RB26は快調で4万km手前。ベストカーWebオーナーズボイスVOL16 「30万km目前! R34GT-Rの真実とは?」から3年。よろしくお願い申し上げます。
30万km活躍した純正ピストンのレポートです!
シェルの洗浄剤入りハイオク、インジェクター洗浄剤を定期的に使っていましたが、本格的なカーボン除去を3〜5万km毎にやった方が良さそうです。
以下、自分の記録とエンジンに興味のある方向けの内容です🔍📚
初対面のブロック、ヘッドガスケット、ピストン!
オイル混入の原因は、ガスケットではなさそう。
ガスケットを剥がして、1番から6番まで見てみます。
1番、向かって左が吸気、右が排気です。
純正ガスケットは綺麗に剥がれず、ブロック亀裂は面研しないと分からないし、再使用しないので、ブロックは廃却しました。水穴に錆があると亀裂している可能性大だそうです。
2番 シリンダーボアのクロスハッチ残っています!
3番
4番
5番
6番
全ピストン、カーボンが分厚く堆積しています。
16万kmの時、ジーイングさんでエンジン内部洗浄した際、ピストン冠面のカーボンが除去されて、アルミの地肌を確認したので、このカーボンは14万kmで堆積したものです。
シェルの洗浄剤入りハイオク、インジェクタークリーナー使っていてもこんな感じ。
街乗りばかりだらかもしれないですが。
この後は、3番ピストンのカーボン除去の過程です。
3番のピストン冠面 左は吸気側、右は排気側
3番
トップリングとセカンドリング間、セカンドリングとオイルリング間、シールしきれなかった燃焼ガスでカーボン堆積しています。
トップとセカンドリングはスムーズに動きますが、オイルリングがカーボンで動き悪いです。
それでもオイル消費は5,000kmで0.7L位で継ぎ足し不要でした。
全シリンダー、コンプレション12以上で調子良かったので、この程度では、性能、機能に影響しないようです。
3番
背面、左手前のエグレ部はオイルジェットのノズル部、孔はクーリングチャンネルの入口
3番
向きが分からなくなるので、ピストンをでんぐり返りさせながら撮りました。
3番 オイルジェット側=吸気側のサイド面
当たり良さげで摩耗少ない感じ
3番 逆面=排気側
3番
リング、ピストンピン穴、冠面のカーボンは層になっています。
この後は、クレのエンジンコンディショナーでカーボン除去します。
3番
6時間、漬け置き後、意外にも薄茶のところがカーボン堆積が酷い!
拡大すると気持ち悪い😱
3番
3番
3番
3番 左は吸気側、右排気側
エンジンコンディショナーを新たに吹きつけて、24時間、漬け置き後、ウエスとパーツクリーナーでカーボン除去出来ました。パーツクリーナーなしでは、タール状の液体が付着して取れないです!
排気側のスキッシュの肌荒れが気になりますが、特にノッキングの形跡はないようです。
手前の丸はフロント側の目印です。
3番
3番
3番
3番
3番
1箇所僅かな巣穴? 黒いのはゴミです。
3番
3番
カーボン除去して、オイルリングもスムーズに動くようになりました。
オイルリングがスムーズに動く様子です!
オイル消費に影響するので、カーボン除去してスムーズに動くようにしておきたいです。
純正 HKS
トップリング 1.5×3.1 1.0×3.15
セカンドリング1.5×3.7. 1.2×3.60
オイルリング 2.8×3.1. 2.0×2.75
HKSは純正N1の1.2mmより薄型、
フリクション重視、ピストン強度重視の設計に見えます。
カーボン除去がより大切だと思います!
10/11以降、ピストン写真追加
6番の冠面
左の吸気側のカーボンがカサブタの様に剥がれています。
6番 ピン上、トップランドのアルミ地肌は、カーボンが剥がれたのか?
6番 裏側
6番 ピン上のトップランド、こちらもカーボンがない。当たりが強いのか。
6番 クーリングチャンネル側=吸気側
オイルリング下にもカーボン付着して、ボアとのクリアランスが大きかったみたい
6番 逆面=排気側
オイルリング下にカーボンないので、きちんとボアと接触している。
6番 カーボン除去後
6番
6番
6番
6番
6番
4番ピストン冠面 左は吸気側、右は排気側
4番
4番
4番
4番 吸気側
4番 排気側
4番