アルトバンのSIRAKOBATO超理論・コアンダ効果・タイヤ・タイヤハウス・空力に関するカスタム事例
2022年09月27日 07時47分
気圧の低いところには
コアンダ効果が起きていると説明しました
気圧の低いところの
前方角ではコアンダ効果が
または、コアンダ効果によって
流速が速くなった空気の流れは
横の部分の気圧を下げるのです
では車の、どの部分が一番気圧が低いのか
それは
フロントタイヤの後ろ下の部分
リアタイヤの後ろの部分も
気圧が低いのですが
特にフロントタイヤの
後ろの部分の気圧が低いのです
つまり
タイヤの横の空気が
強烈にタイヤの後ろ下に引っ張られ
そこに強いコアンダ効果が起きている
コアンダ効果によってタイヤは強く
後ろ斜め下側に引っ張られているのです
それについて初めは分かっていなかった
だろうけど
横浜ゴムは
まずはじめに
タイヤの中心から線を書くように
タイヤの横にフィンを付けてみた
このフィンをつけてみると
タイヤ自体の空気抵抗は増えるけど
車全体のCD 値は0.005〜0.01下がった
これについてはタイヤハウス内の気圧の変化
それでそうなったのでは
と予想していたのでしょう
発表の言葉でもそれが分かります
でも実験の途中で気づいたのでしょう
このように斜めに切っている
フィンに変えてきた
タイヤの後ろの部分は
斜めした後方に空気の流れが
ななめ下に空気が流れますので
タイヤの中心から直線に
フィンをつけたのでは効率が悪い
空気の流れに対して直角にフィンを付けた方が
後ろのコアンダ効果を消すことができるのです
ノーマルタイヤとの比較、気圧解析です
上がノーマル下がフィン付きタイヤ
フィン付タイヤの方が
タイヤの後ろの下の部分
気圧が上がっているのがわかりますよね
フィンをつけることによって
コアンダ効果が少なくなっているのです
でもこの時横浜ゴムの解説では
タイヤ上部の空気抵抗を低減できる、、、
実はまだ気づいていなかった
上の写真は
最新のフィン付きタイヤです
どうやら気づいたようですね
前回のハの字のフィンは
タイヤ左右
どちらに、つけても効果があるのですが
後ろ側に流れる空気で
できるコアンダ効果に対しては
半分の効果でしかない
ですが取り付ける場所での
回転方向を指定すれば
ノの字のフィンの方が効率が良い
全てがコアンダ効果低減に
なりますからね
でもこの効果は
タイヤを取り替えないとできない、?
そんなことはないですよ
タイヤの後ろのコアンダ効果を
消せば良いのですから
以前このような形にすれば
コアンダ効果を低減できる
そのように話しましたよね
つまりタイヤの後ろに
上の図のような
感じのものをつければ良いのです
タイヤの後ろに
このようにフィンをつければ良いのです
空気の流れを考慮し
タイヤの後ろ下半分にフィンを
ですがこれでは
フィンの先の部分で
空気の流れがタイヤの後ろに入ってしまう
それをなくすために
タイヤの幅より内側にフィンを
そのような場所に変えることによって
タイヤの横の流れは
綺麗に後ろに流れ
タイヤの後ろで起こるコアンダ効果を
消すことができるのです
※地面の近くにフィンを付けた方が
効率が良いです
ですが車の上下動で
フィンが地面に接触してしまう
タイヤの近くなので上下動は少ないですが
地面に当たるギリギリのところに
フィンをつける
その位置が大切だと考えます