かずさんが投稿したカスタム事例
2022年04月07日 20時20分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
バイト先でセルモーター不良で交換したクラウンですが交換した直後からアイドリングが低くエンジンをかける時にかからずセルモーターが空回りしたりDに入れた途端にエンストする症状が出るのでトラブルシューティングしてみるとアイドリングが低くDに入れてアクセルを少し踏むとスムーズに回転が上がらずドンと回転が上がりPの状態で同じ事をすると一応スムーズに上がり1000回転で保持していてもミスしている症状は無い状態なので多分スロットルホディにカーボンが溜まっている為の不具合だろうと思いスロットルホディ清掃を提案したのですがバイト先の社長は何を思ったかリビルトではなく中古を頼んだ為中古スロットルホディ交換する事に😓
中古スロットルホディが来たので状態を確認してみるとやはり中古なのでスロットルホディのバタフライにカーボンが😨
状態は良くないですね。このまま付けても同じ状態になる可能性大なので交換前に掃除します。
使うのはイチネンケミカルのNX5000エンジンチューンアップ。カーボン汚れを短時間で強力に溶解させます。
吹き付けると薬剤が泡状になりしっかりと汚れ部分に留まり溶解します。
吹き付けた直後は真っ白な泡ですがみるみるうちに茶色くなっていきます。
泡が液状になったらウエス等で溶けたカーボンを拭き取り取りきれない部分は一番細かいペーパー等で指で触っても段差が無いくらい軽く磨いてやります。
ここまで徹底的に綺麗にしました。
中古のスロットルホディを綺麗にしたら今付いているスロットルホディを外します。
元のスロットルホディのバタフライを開くとカーボンが堆積してバタフライから奥がカーボンで真っ黒になっています😱
外してスロットルホディの裏を見るとこんな感じ。汚れが酷いです。
綺麗にした中古のスロットルホディの中はこんな感じ。バタフライの上部と下部に隙間があります。この隙間はアイドリングに必要な要求流量を確保する為の隙間です。
外した元のスロットルホディです。バタフライに隙間が殆どありません。これではまともに回転が低くアイドリングもしないしアクセルを踏んでもスムーズに回転が上がりませんね。
綺麗にしたスロットルホディを取り付けます。
外し物を全て取り付けて問題無ければ初期設定をします。
初期設定する前にエンジンをかけると1700回転から2000回転位で保持されたままです。
初期設定はヒューズボックスのETCSとEFIヒューズを抜き1分以上抜いてヒューズを差し水温が上がるまで暖気します。
エンジンをかけた直後は2000回転を保持されたままです。
水温が上がり暫くすると段々下がってきます。
20分位アイドリングしたままにしておくと最終的には800回転近く迄下がりました。
エンジンをかける時もスムーズにかかりアクセルを煽ってもスムーズに回転が上がり走行も問題なく普通になりました。
追加でプラグをイリジウムに交換しエンジンオイルを替えて取り敢えず作業終了です。
納車前に実走行してみるとアイドリングも問題無く安定し尚且つDに入れた状態でもメーター読みで800回転で安定しています。
出足もスムーズで作業前より凄く良くなりこ安心して乗れる状態になりました。
スロットルホディ交換も新品やリビルト品なら良いですが中古の場合清掃してある物は殆ど無く現車確認後取り外したままの物が殆どなので中古に交換するなら清掃してみるのも値段もかからず安く直せて良くなるので良いかと思います。