naoyaさんが投稿したアウディ・コンセプトカー・なぜ売らぬ・エキゾーストノート・R8に関するカスタム事例
2020年08月12日 00時29分
北海道在住 ドイツ車に限らずクルマ全般好きです。昔正規ディーラーで板金塗装やってました。外装カスタム系は得意というかある程度相談に乗れるかと思います。モットーはいかに金かけずにいじるかです笑 突然イイね&フォローするかと思いますが、よろしければ私のページも見ていただければ幸いです。 よろしくお願い致します。 また、アウディVW系パーツなどフォロワーの皆さんに役立つアイテムを出品していこうと思いますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。
暇つぶしシリーズ。
アウディにまつわる超絶楽しそうな車達を紹介のコーナー、続編です。
きっと一部の方にしか刺さらないですが、それで良いんですw
市販には至らなかったコンセプトカーや、レーシングカーを紹介していきます。
さて最初の一台は…
あーはいはいA8に社外のRSバンパーでも付けたやつね。
と私思いました。
けどなんかヘッドライトの形に違和感…??
ところがこれ、調べたらなんと正真正銘のRS8(プロトタイプ)!今まで用意されて来なかった8のRS!マットグレーの塗装が只者ではない感じを助長しています。
アウディが密かに隠し持ってたのをRSシリーズ誕生25周年に合わせて公開したもので、マトリクスLEDや様々なセキュリティ技術などを搭載していて、後のアウディの技術基盤の向上に寄与した様です。
市販には至らなかったものの、S8+よりも上のスーパーサルーンがいたとしたら、ワクワクが止まりませんね。
こちらはQ5 クロスカブリオレコンセプト。
こういうSUVのカブリオレというレア種は近年ではレンジのイヴォークなどがあります。そのイヴォークがデビューした時の声明では「クラス初のオープンボディのSUVです」と語っていましたが、それよりもムラーノの方が早く出しているし、なんなら市販はされなかったものの、ムラーノのコンセプトよりこちらのQ5の方が先に発表されています。
ムラーノが本当にカブリオレを売りに出したのでアウディも出す話があった様ですが、このニッチなカテゴリーに参戦しても大きな利益にはならないと判断されたのでしょうか、実際には市販されませんでした。
A1シリーズには上位モデルにS1がありますね。
S1は2.0TFSIにクワトロ、6速MT(又はSトロ)のホットハッチですが、そのS1が出るよりも前に、A1クワトロという日本未導入の限定モデルがありました。
少数が日本にも入ってきていますが、画像のこいつはそれではありません。
アウディフリークの皆さんならご存知かと思いますが、オーストリアのWörtherseeというアウディVW好きが集まる祭りに出展された、ワンオフのアウディ。
以前紹介したA3やTTのクラブスポーツシリーズの系統…
A1 clubsport quattroです。
A1のコンパクトなボディに503馬力660N・mの2.5TFSI、エキゾーストはTTクラブスポーツターボのように左のリアホイールの前。
張り出したブリスターフェンダー。
ルーフはカーボンファイバー製に置き換えられ、ボンネット、バンパーサイド、フェンダーにはエア抜きや放熱のダクトが設けられています。
500馬力超えはヤリ過ぎですがw この見た目で2.0Tのハイチューン版320馬力くらいでRS1として売り出せばめちゃめちゃ妥当だなと思うのは私だけでしょうか?w
これはご存知の方も多いかも知れません。
Le Mans quattro.
ル・マン3連覇を記念してR8(LMPの方)で培った技術で作ったミドシップスーパースポーツで、2003年のフランクフルトショーでサプライズ登場しました。
基本的なデザインやASFによる軽量ボディなどは後のR8に色濃く受け継がれていますが、LEDヘッドライト、デジタルメーター、マグネティックライドなど後のアウディで普及する技術がてんこ盛りです。
後にR8として市販されるので、市販されなかった車とは言えないのですが、注目はエンジン。
量産型のR8は当初4.2FSI V8、兄弟車のガヤルドは5.0のV10でデビューしました。R8も後に5.2FSIが追加されます。
ところがこのル・マン クワトロはそのどれでもありません。
なんと5.0TFSI。
V10ツインターボの610馬力という強烈なスペックです。
5.0TFSIはR8にこそ採用されませんでしたが、C6のRS6に活きています。
そういえば610馬力といえば現行のR8はターボ無しでも出しているじゃないかと思う方もいらっしゃるでしょう。
私も含めですが、車好きな皆様は常に新型車の情報をチェックしてると思いますので、きっと現代の馬力感覚に慣れてしまっていて、17年前当時の610馬力がどんなもんかピンと来ないと思います。
現代のフェラーリのV8搭載モデルであるF8は720馬力とエンツォフェラーリをも軽く超えてますが、当時の360モデナで言えば400馬力です。過給機の有無はあるにせよ、それの1.5倍の馬力を出すというのを今やると1000馬力超えです。
さらに分かりやすい事例を挙げるならば、当時の日本はまだ280馬力規制の時代でした。570馬力のGTRがお店で買える時代が来ると誰が予想したでしょうか。
そして、今から17年も前にこのデザインを世に出していた事に感動を覚えずにはいられません。
こちらはR8 e-tron
実は、R8は初代も現行も密かにe-tron売られていたんです。
そして人知れず販売されて人知れず生産終了していました笑
画像のは現行モデルがベースの方ですが、0-100加速3.9秒、最高速度250km/h(リミッター)と内燃機関のR8に劣らぬ俊足ぶり。
航続距離は450km。
邦貨換算1億円以上のプライスタグ、大きな宣伝もしておらず、欲しい顧客を本社に呼んで対応するなどそもそもそんなにたくさん売る気がない車だったのでは?と噂されていますし、事実100台にも満たない生産台数らしいので、結果としてフェラーリのスペチアーレ並みのレア種に。
どちらかというとこれからEVの時代来ますよーそしてウチはe-tronでやってきますよーという実験車両的な意味合いだったのかなという気がします。
さて、R8続きますが、こちらはR8 LMS GT2。
GT…2??
高性能&プロ化の進むGT3と、6割は市販車と共通パーツのGT4の中間を埋めるカテゴリーとしてGT2の名が復活。過去のGT2とはまた違います。
GT4はリストラクターで約500馬力に制限された5.2FSI、MR化したR8にレースに必要な装備を付けていますが外観はノーマルのR8に少しエアロつけた程度です。重量は1460kg。
GT3では585馬力、1225kg、ダウンフォースも別次元です。この為ほとんどプロでなければ扱いきれないカテゴリーになってしまったGT3より、ダウンフォースを落としたカテゴリーにしましょうよと。
しかし、それだけではGT4との差別が難しいので、よりパワーを与えたクラスにしようと出来たのが、GT2。
見た目ほぼノーマルの4と純粋なレーシングカーの3の間ということで、大きなウイングやカナードも付いてはいますがドアミラーは普通だしどこかノーマルのボディの面影があり、どちらかというとチューニングカーの究極系といった雰囲気があります。
パワーは640馬力、重量は1360kg。
GT3より重くてパワフル。
私がこれを気に入ったポイントとして、まず目立つのはルーフのインテーク。
NSX-R GTのようですが、GT選手権のホモロゲ取得用のダミーとは違ってR8のはガチで吸ってます。
なんですかね、ミドシップマシン保有したことない私がいうのも恥ずかしいですが、ルーフから吸うのはフォーミュラみたいでカッコいいですよね笑
あとリアのスワンネックのウィング。スワンネックは近年のウィングのトレンドですが、このR8のは前に向いてるんですよ。
正スワンとでも言いましょうか笑
何が良いって後スワンより力の働く向きが良いと思うんですよね。R8GT3は後スワンですが…。
このカラーリング。
グレーと黒の2トーンにイエローを使った塗り分け。タイヤのサイドウォールにもホワイトレターではなくイエローのストライプ。
カラーリングが絶妙にレーシングカーっぽくないんですよね。そしてハイセンス。
ぜひGT4、GT3、GT2を見比べて頂きたいです。
GT4→見た目だけならチョコっといじればすぐに出来そう。
GT3→改造範囲多すぎ&公道仕様には見えなさ過ぎる。
GT2→見た目ダントツカッコいい&とてつもなく頑張ればどうにか公道仕様でこのスタイルに寄せられそう。
もしもR8買える男(収入w)になったなら、この仕様にしたいという妄想だけは念のため一応持っておいてます。w
はい。
こちらはA5クーペ…B8ですね?
いいえ違います。
見た目はほぼというか完全にA5ですし、もちろんベースにしていますが、中身は全然違います。
これはAudi techdayで試作された軽量化技術の実験用車両。
次に紹介するAudi quattro conceptの技術をA5で試した時のものです。
各部の造形は同じに見えますが、ボディはハンドメイドの軽量素材パーツに置き換えられ、300kgも軽いわずか1400kgまで軽量化されています。
エンジンは2.5TFSIですが、軽量化の恩恵によりパワーウェイトレシオではRS5よりも優れます。
V8よりも軽い直5の為ノーズが軽く、元来フロントヘビー種族のアウディハイパワー勢のネガティブ要素を消し去れます。
A5の体躯で1.4tて…車って本気だしたらそんなに軽くなるんですねw
同じ技術を使って作られたコンセプトカーがこちら。
その名もクワトロ・コンセプト。
往年のクワトロスポーツの再来を目指したものです。
ベースとなるのはRS5。
RS5はご存知450馬力の4.2FSI V8
クワトロコンセプトの縦置き直5ターボは408馬力とパワーは劣りますがトルクは480N・mと上回ります。
五気筒サウンドを響かせられるエンジン縦置きのクワトロが復活して世に出るだけでも鳥肌モンですが、こいつの凄いところはまだあります。
先ほどのA5の実験車両と同様に軽量素材を惜しみなく投入され、さらにRS5比150mm短縮されたホイールベースと相まって重量は驚異の1300kg。
1810kgのRS5から約500kgもダイエットし、パワーウェイトレシオはRS5どころか当時のR8 V10(初代)をも凌ぎます。
血統書付きのクワトロと言えるでしょう。
トランスミッションは6速MTのみという硬派ぶり。
さらにこのデザイン。
顔は第二世代のR8(前期)と明らかに似ていますし、ボンネットがフェンダーの上半分と一体なのもR8と同じ。フロントフェンダー、ドア、リアフェンダーにかけてのショルダーラインやサイドの処理は現行のA5にそっくりです。
リアは今のアウディにはいない独特なデザインでした。
このコンセプトカーができたのはもう10年前。市販車として世に出ることはありませんでしたが、こんなに胸躍るモデルがあるでしょうか?っていうのがアウディには多すぎますw
これは小さいスケールの模型ですが、クワトロコンセプトのレースバージョンも企画されていました。
往年のクワトロS1のラリーカーを彷彿させる巨大な前後のスポイラーや大きく張り出したフェンダー。
エキゾーストはサイド出し。
TTクラブスポーツターボはこれを経てあのデザインになったんだなと、この画像を発見して糸が繋がりました。
自動車のデザイン言語というのはある種DNAのような感じがありますよね。ポルシェでは実際にデザインにおけるポルシェらしさのことをDNAと称してますし。
過去のコンセプトカーを調べるとその後に出た車にちゃんと受け継がれていて、デザインって深いなぁと、浅い感想を抱きました笑
#音量注意
オマケです。
メータークラスターの日差し避け?とステアリングコラムの間にiPhoneが縦に挟まることを偶然発見したので撮ってみました笑