ランサーエボリューションのファイナルギア・ローギアに関するカスタム事例
2018年06月17日 12時33分
6速MT用ファイナルギアキット(ローギア)
ビッグタービンを搭載すると、高回転でのパワーが得られる代わりに、低回転域の立ち上がりが鈍くなります。
点火時期を進めたり、燃料を絞ったりのCPUによる制御や、スライドカムプーリーの調整でも、なかなか納得いくまでに至らなかったため、ローギア化させる事を考えました。
ファイナルギアの比率を大きくさせれば、トルク重視型に振られますので、出だしが改善されます。
デメリットは、物理的に最高速が抑制されるため、純正ギアで計算上300km/以上ですが、ローギア化されると257km/hで頭打ちになります。
左:ローギアファイナル(5.090)
右:純正標準ファイナル(4.583)
ローギアファイナルの方が大きくなります。
左:ローギアファイナル
右:純正標準ファイナル
歯の角度と向きが違います。
ローギアファイナルが大きいため、そのままではミッションケースに収まらないので、NC加工出来る金属加工業者を探し、1mm削ってみたものの 、それでも干渉したため、更に1.5mm削り込んで、ようやく干渉が解消しました。