マイティボーイのK6Aターボ・#エンジンスワップに関するカスタム事例
2021年09月17日 19時45分
車ばかり増えてしまいます。 平成一桁設計の1番勢いがあった頃の国産スポーツカーが好きです。 18歳からFD乗ってますが、ここ数年埃かぶっていて可愛そうです。 最近はコペン、マイティボーイ、スカイラインクーペ、オデッセイを主にいじっています。 車離れが叫ばれる世の中にあって自分の車は埋れさせまい、と思って昔から志高く車造りをしていたら独立して車屋をやっていました。 運命ってこういうことなんですね。 2021/9/5 car tune開始
現状では9割がた過去の思い出を引っ張り出してきて挙げています。
いきなり自分の車の現在をアップしてもそれまでのストーリーやどういうレベルの弄り方をしているのか内容がまったく理解しづらいからです。
少しずつ自分の車達の生い立ちを出して行きますので、世の中にはこういうことしてる車屋もいるんだなと思ってもらえれば幸いです。
これはもう4年半前程になります。
F5AキャブにK6Aターボを載せ替えるには、この配線の束を省いたり纏めたり作り替えたりしなければなりません。
適当に作ることも出来るかもしれませんが、トラブルを抱えた時や整備性等も良くありませんし、何よりもプロとしての矜持がそうさせるのかもしれません。
作成した配線をダッシュボード以外全部剥がした室内に這わせていきます。
大体普通のチューニングショップでやると外注先にやらせるか数ヶ月かかる部分です。
この配線作成からエンジン始動までの工程がエンジンスワップのキモの部分になります。
エンジンの載せ替え自体は言い方は雑ですが誰でも出来ますので、腕に自信のあるDIYerはレッツトライ!
ちなみに自分はここら辺はノータッチで、すべて本当の意味でのスペシャリストの先輩にやってもらいました。
マィティボーイの泥沼に引き摺り込んだ張本人さんです。
こんな感じに「誰にでもわかりやすく修理しやすい、見た目が汚くない、信頼性の高い」配線がものの1日半ほどで完成します。
何台も自分の車でやっているのとスペシャリスト過ぎるのとで、配線図を見ずに作って最後の確認だけ念のため配線図で確認してました。
一体先輩の脳みその中はどうなっているのかわかりませんが、曰く「普段やってるトラックの配線に較べればこんなの何も考えずに出来る」そうです。
自分は乗用車の配線ですら配線図見たところで作れません。
キャブ車からインジェクションでターボへの載せ替えとなると、燃料の配管も作り替えなければなりません。
まぁ、この辺りは旧車を世代の新しいエンジンに載せ替える時は当たり前らしいですが、実際その恩恵や必要性をキチンと理解せずにやっているショップが殆どだろうなと思う部分です。
燃料の行き来の容量が足りないとパワー出せないしエンジンへの負担が大きいですよ。
燃料ポンプもしっかりとワンオフです。
世の中にマーボーのインジェクションはそれなりの台数(F5AやF5B等)生まれたと思いますが、ちゃんと作られた車がどれほどだったのかは不明です。
完成させて2日後にマィティボーイ仲間の人達と新潟へカニを食べに行きました。
今思えば途中で壊れたり動かなくなったらどうするつもりだったんだろう・・・。
この新潟ツーリングのために連日突貫作業やったので、絶対的なテンションの高さがあったんでしょうか。