カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・hs250hに関するカスタム事例
2024年04月02日 21時56分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第259弾
レクサス HS250h
本日乗ってきました。4月ですが、勝手に『懐かしの車特集』ということで、今から10年以上前に発売された車に乗ってみようという企画をやりたいと思います。まず選んだのはHS250hです。因みに、次回の車両も既に確保したのでお楽しみに。ヒントはFMCしたものの、独特なデザインとなり2世代で消えてしまった某コンパクトカーです。初代が来るか、2代目が来るか分かりませんが、そこの紹介ページ見る限り2代目のはず。その話はさておき、本題に入りましょう。
HS250hのポイント
高級車の本質を追求したハーモニアスセダン。簡単に言えば、同じ2009年に発売されたSAIのレクサス版です。SAIも機会があれば乗り比べしてみたいところですが、中々見つからず・・・。当時としてはまだ少なかったHV車専用モデルであり、幅も1785mmしかないので比較的取り回ししやすい、小さな高級車を目指したと言っても良いと思います。今回の車両はベースグレードです。前期初期型の場合ですが、他にもスポーティー志向のバージョンS、本木目(木目調ではないらしい)を採用したバージョンI、自動ブレーキとかが付くバージョンLがありました。新車価格は発売時点で395万円です。MC後の最終モデルでは大体40万円程値上がりしています。
HS250hの良いところ
・ペダルレイアウトが良く、足をパンと出すとしっかりブレーキを踏めます。個別で触れる点はそれくらいかな。
内装
今回は6時間借りましたので、じっくり見ることにしました。フロントドア側は広範囲でソフトパッドが使われており素晴らしいですね。ここは流石レクサスです。ハードプラ箇所はカチカチと思いきや、強めに押すと少し弾力があるので安っぽいハードプラは使われてないです。ただ、下側のドアポケット周辺はカチカチのハードプラです。ドアハンドルはしっかりメッキ装飾されてますね。ウィンドウスイッチ周辺はピアノブラックかと思いきや、触ってみたところ指紋が付かないブラックメタリック?の素材が使われており、良いですね。これがバージョンIになると本木目に変わるので、質感スゴイですよね。ハンドルは革巻きです。メーター上側にはソフトパッドが使われ、ダッシュボードのハードプラ箇所も弾力のある素材が使われています。質感は395万円、HV車と考えても良く頑張った!と言えます。加点しましょう。ただし、シフト、これはダメですね。私は使い方は以前乗っていた同じシフトのフィットHVで慣れているので良いんですけど、それでも入れ間違えてしまう経験が数回ありました。特に高齢の方だと何これ?ってなりますよね。良くないと思います。大幅減点です。ナビは今ではほぼ絶滅した?格納式のナビです。システムが起動すると、サウンドが流れ、立ち上がるという仕組みです。加点にはしませんが、ここで良いなと思ったのが、TILTボタンを押せば、ナビの角度を調整できるんですよね。ここは素晴らしいですし、ナビ使わないのであれば、システム起動していても格納できます。次の減点ポイントですが、真ん中にボタンが色々あるせいでごちゃごちゃしています。そういえば過去にレビューしたZ34フェアレディZの時も言いましたね。もう少しスッキリさせてほしかったです。具体的には、収納は少なくなりますが、DVDの挿入口をアームレスト箇所とかグローブボックスに移動させて、ボタン類を減らすとか。また、ナビはタッチパネルに対応しておらず、手前のコマンダーで操作しないといけないので直感的に使えません。ナビはPCじゃないんですよ? ここに関してはタッチパネル使うべきでしょう。こちらも減点です。結局、私は使いたくなかったので、YAHOOカーナビに頼ってました。使いやすいのでお勧めですよ。シートは良いファブリックが使われていますね。ただし、弾力が柔らかすぎます。後席も下側が柔らかく、乗っていて疲れるシートでした。ここも減点します。前席の場合、腰の張り出しの調整ができましたが、調整しても合いませんでした。また、私は減点にはしませんが、乗っていてなんか違和感のあるレイアウトだなと思ったら、座った位置から見てハンドルやメーターが軸ズレしているんですよね。乗っていて疲れるなと思いましたが、これも原因の一つかもしれません。それ以外だと、この時代にも関わらず、USBソケットが設けられているのは素晴らしいです。室内照明はLEDでしたが、調べたら純正は豆球らしいです。となると、交換されてるようですね。後席は身長177cmの私で、頭上空間が拳2個、足下空間は10cmでした。まぁ、広いとは言えませんが、悪くはないと思います。角度調整はできません。また、後席は空調関係はありますが、アクセサリーソケットとかはありません。欲を言えば付けてほしかったです。後席の人はモバイルバッテリーの持参必須です。後席ドア側も前席と変わらない質感なので良いです。また、後席の窓は全て開きますし、30プリウスもそうでしたが、開く直前と閉まる直前にゆっくり閉まる仕様です。ドアの開閉は、前席はまぁ当時としては平均的な感じです。ボディ剛性は現代の車と比較したらもちろん劣りますが、まぁ悪くはないと思います。ただ、リアのドアは開けた際若干軽い感触がありましたので、あまり剛性は良くないようです。ここは残念です。
車幅はボンネットが見えないので掴めません。車両感覚が掴めないので、狭い道だと怖いですね。ただ、ワイパーは比較的綺麗に格納されていますので、ここで見えて鬱陶しさや車両感覚が狂うことはありません。
荷室
トランクを開ける際、この前のWRX S4みたいに、いきなり開くことはないのでご安心ください。トランクスルーは残念ながらできません。バッテリーがある弊害らしいです。まぁバッテリーあるのであれば許しましょう。広さですが、大体幅が160cm、奥行き94cm、高さ57cmです。思っていたよりも広かったです。照明はありますが、残念ながら個別では消せません。
また、奥を除いて見ると、何やらベルトが。何のためにあるんでしょうか?バッテリー外す時に使う用?お借りした車なのでここは見ません。
ヘッドライトを点灯させました。調べたらLEDらしいです。ハイビームはハロゲンですね。
タイヤ
このグレードは17インチです。上のグレードは18インチです。見た目はただのシルバー塗装なので物足りない印象・・・。当時は今みたいに塗り分けは殆どしてなかったですけど、グレー塗装にしてあげれば、少しは良く見えたかなと思います。
搭載エンジン
2AZ-FXE型の150馬力にモーター143馬力を組み合わせたもの。システム全体で190馬力になるとのことです。しれっとボンネットがダンパー式でした。素晴らしいです。アクセルは問題ないですが、ブレーキは減点レベルではないものの、やや難ありですね。初期タッチは若干軽いですが、その後急に重くなって、停車したらブレーキフィールがまた軽くなる、そんな印象です。30プリウスやプリウスαと同じですね。これ。サスペンションはソフトだろうなと思ったら、やや硬めです。振動収束はしっかりしてくれますし、突き上げ感や段差を乗り越えた後のふわふわ感は感じにくいものの、細かい段差を少し拾う傾向にあるのかなという印象を受けました。もう少しソフトにしてほしかったです。加速反応は、エコモードだと2テンポ遅れます。ただ、パワーモードでこの問題は解決します。パワーモードにすれば、坂道もパワー不足は感じませんし、エンジンもしっかり介入してくれるので良くなります。静粛性は素晴らしいです。ロードノイズもあまり入ってこないので、ここは力を入れたんだなと乗っていて伝わりました。ただ、エンジンが始動すると、シートに若干の振動は来ます。ハンドルはどちらかと言えば重めですが、取り回しはしやすいので悪くはないです。
HS250hの悪いところ
触れたので省略。
総評(5.0点を基準・最高点として加点・減点)
加点ポイント
・内装の質感が良い。+0.5点
減点ポイント
・シフト。−1.0点
・ナビがタッチパネルに対応していない。−0.5点
・柔らかいシート。−0.5点
・ボタンがごちゃごちゃし過ぎ。−0.5点
評価:3.0点 普通。よく見てから検討しましょう。
質感は良かったです。ただ、所々イマイチな箇所があったので3.0点としました。色々見ましたが、HS250h自体、発売当初はそこそこ見かけました。後期になってから、あまり見なくなりました。もちろん、セダン低迷期だからというのも理由ですが、見てみた感想として、燃費やデザインが良いからは置いておき、HS250hじゃなきゃダメな理由が正直言って思い浮かばなかったんですよね。比較的小柄な方なので、小さめながら高級感が味わえるのは良いかなと思います。ただ、実際にユーザーが選ぶのかと言われると、当時ならISやGS、LSに流れたんじゃないかなと思います。そういうのも考えた結果、やはり3.0点が妥当じゃないですかね。