C5 ワゴンのドライブ・気まぐれ巡行・シトロエンと東京の建築物に関するカスタム事例
2021年02月27日 14時59分
2021年 2月 東京都中央区銀座にて
株式会社 和光
1932(昭和7)年竣工
設計 渡辺 仁
(参考) 株式会社和光は、明治初期に創業した服部時計店(現セイコーホールディングス)の小売部門を発展的に継承した。 服部時計店時代の1894(明治27)年にこの地に初代時計塔が竣工。
現在の建築は二代目時計塔になる。1945(昭和20)年から1952(昭和27)年にはP.X.として接収された。
この建物はネオ・ルネッサンス様式の代表作と称された。 関東大震災直後の耐火強化建築ということから、外壁材には岡山万成地域産出の万成石(淡紅色の花崗岩)を採用。時計塔下部や建物窓枠にブロンズのアラベスク(透かし模様)、室内壁面にはイタリア産大理石をあしらった。1966(昭和41)年、時計🕰動力をクォーツムーブメントに換装した。
2008(平成20)年、建築全体の補修整備と外壁の洗浄修復を実施した。四丁目角のショーウィンドウは永く銀座の顔として君臨している。