アルトバンのSIRAKOBATO魔改造・ボルテックスジェネレーター・コアンダ効果・空気抵抗・ボルテックスジェネレーターの向きについて黙っててごめんなさいに関するカスタム事例
2022年06月09日 22時38分
トヨタの10年前の資料
後ろに線状の渦ができる
CASE4
リアガラスが傾いた形状が
一番空気抵抗が高く
次に左側のCASE3
リアガラスが立った形状が
少なく(帯状の渦が後ろに)
一番空気抵抗が少ないのが
Cピラーを盛り上げた形状
右側の CASE5です
(CASE3より帯状の渦が離れて後ろに)
この資料では
線状渦が空気抵抗を高くしてしまう
そのような結論しか導いていないのですが
線状の渦はC ピラーの
後ろ側面角においてコアンダ効果が起こり
物体を斜め後ろに引っ張ってしまうのが
原因なんだよなー
灯台下暗しなのか
コアンダ効果について気づいてない
東京大学の研究員も参加していた
この資料
この頃(10年前)の
トヨタは、まだまだ
私に追いついていなかった、、、
のかな😜
トヨタが資料に出している
CASE5とは
この新しく作ったエアロパーツ
と意味や効果は同じです
このエアロパーツによって
後ろにある丸み
ハッチバックのカーブで起こる
コアンダ効果を減少させているのです
トヨタの資料では
帯状の渦ができることで
空気抵抗が軽減されると
書いているのですが
いやいやいや
帯状の渦が出来ているということは
後ろの角で急激に空気が曲がっていない
空気の曲がりが
少し離れたところで起こっているので
帯状の渦ができるのであって
帯状の渦は空気抵抗とは関係ない
一番大切なのは
後ろの角で急激に空気が曲がっていない
そのため
コアンダ効果が弱まっている
斜め後ろへの力が
弱まっているのです
それで、
ボルテックスジェネレーターに
ついてなのですが
皆さん C ピラーに
前丸い向きでつけてますよね
商品の写真では
そうなっているので
そのようにつけているのでしょうが
よく聞く、ボルテックスジェネレーター
をつけての感想が
60 km位から
前に進むような感じがする
これはどういうことかと言うと
60 km 以下では実は
空気抵抗になってしまっているのです
それは前まるい向きでつけると
後ろに
まっすぐな気流ができてしまいます
つまりトヨタの資料で言うと
上の写真の真ん中のCASE4ですね
一番空気抵抗が大きい状態です
線状の渦が出来て
その線状の渦が空気抵抗に
なってしまっている
60 km 以下では線状の渦が後ろの角で
ボディに沿うように流れてしまっているので
斜め後ろへのコアンダ効果を
強くしてしまっているのです
なぜ60 km 以上では効果を感じるかと言うと
流速が速くなれば
空気は車体からはなれ
まっすぐ後ろに進みます
そのような状態の時は
前まるい向きでつけた
後ろへの強い流れ
線状の渦は
後ろに長く伸ばした翼のような状態になり
車を安定させ
またコアンダ効果を急激に無くし
斜め後ろにかかる力がなくなるので
60 km 以上で
効果を感じるようになるのです
ではどうすれば
車の後ろの角の前に
ボルテックスジェネレーターをつける場合は
後ろ丸い向きで
後ろ丸い向きでつけた場合
ボルテックスジェネレーターの後ろに
できる空気の渦はカルマン渦になります
そのカルマン渦は扇状に広がり
またその渦は
車体と平行に渦巻くのです
平行に渦巻くことによって
車体の後ろの角での巻き込みを失くし
コアンダ効果をなくすのです
前に説明した
ボルテックスジェネレーターをつける位置
それは、この後ろに扇状に広がる
空気の渦(カルマン渦)ができますので
ボルテックスジェネレーターをつける位置は
後ろから10 CM
間隔は10 CM なのです
なんで今まで黙ってたのかって
それは批判になっちゃうかなーと
せっかく、つけているエアロパーツ
それじゃあダメだよ、、って
あまり言いたくないのです
でも今回の記事を
参考にして
適切な向きに直してもらうと
嬉しいかなー😊