MR2の毎月11日はAWの日・AW・AW11・AW誕生話に関するカスタム事例
2022年06月11日 21時49分
全国11億人のMR2ファンの皆様、こんばんは😃
毎月11日はAW11の日😁
さて、MR2開発話続き〜👍
1983年10月28日、晴海の東京国際見本市会場にて、第25回東京モーターショーが開催される。
出品車両は945台と過去最大であり、この数字は、今なお東京モーターショーの歴史の中でも最高ランクの第三位に位置する数でもあった。120万人を超える大盛況の中、一際、大きな注目を集める車両があった。
その名は「SV-3」。長らく開発が噂され、泥沼のスクープが合戦の渦中にあったトヨタのミッドシップスポーツカーが初めて公式の場に姿を現した瞬間であった……
ホワイトとグレーのツートンカラーにイエローのライン。スピードメーターにはデジタルを、タコメーターにはアナログを採用したインストゥルメンタルパネル。スーパーカーの象徴とも言えるリトラクタブルヘッドライト。ルーフのウィンドウを取り外せばオープンとなるTバールーフ。そして、何よりもエンジンがリアミッドシップに収められたその躯体は、大変な熱気を以て迎えられたと言う。
SVとは「Sporty Vehicle」、あるいは「Sports Vehicle」の略称と言われている。SVのコードを冠するモーターショーのコンセプトカーは、それまでにも二台存在し、SV-1は後の初代セリカのリフトバックモデル。SV-2はA60型セリカXXとして発売されていた。
SV-3が、日本初のミッドシップカーとして市販されるであろうことは誰の目にも明らかであった。
東京モーターショーでの反響も受け、トヨタはSV-3の市販化へと動く。そして、その車は、『MR2』という名称を与えられ、遂に量産化が開始されることとなる。MR2とは、『Midship Runabout 2sheeter』という造語の略であり、「小型で軽快に走るミッドシップの2シーター」という意味であった。
MR2第1号車ラインオフの式典の際、MR2開発の発端となった『従来の発想では考えられないようなコンセプトの車輛がトヨタにはあってもよいのではないか』というスピーチを行った豊田英二前社長もセントラル自動車に足を運び、自らテープカットを行ったという。
トヨタの社長がラインオフ式典に訪れるのは極めて異例のことであり、その時の英二の笑顔は忘れられないと吉田は語る。
……そして1984年(昭和59年)6月8日。東京は赤坂のラフォーレミュージアム赤坂にて、MR2の発表会が開催され、 MR2は遂に世界に姿を現した。
従来、自動車の新車発表会とは、メーカーの本社ビルや都内の一流ホテルなどの格式の高い会場を借りて行われるの通例であった。だが、ラフォーレミュージアムはファッションショーなどの比較的カジュアルなイベントが行われることの多い場所だった。
「MR2という全く新しいジャンルクルマの発表において、照明や音響などの設備も豊富で、様々な演出も可能なラフォーレを用いて、斬新な雰囲気にしたかった」。そう、広報担当者は語る。
MR2を覆うベールに当てられたスポットライト。BGMと共にベールが引き上げられ、ドライアイスの白煙が薄れてゆき、MR2が報道関係者の前に肢体を露わにする。このような発表会は、新車発表としては、極めて異例のことであったという。
全長3925mm、全幅1665mm、全高1250mm、ホイールベース2320mm。最低地上高140mm。車両重量940kg。グレードは『Gリミテッド』『G』『S』の3種類。『Gリミテッド』と『G』には『AW11』。廉価グレードで、SOHCユニットの3A-Uを搭載した『S』には『AW10』の型式名が与えられた。
緑色と金色に染め分けられた、シャーウッドトーニングと呼ばれるボディカラー。前年に発表されたスポーティFRクーペであるAE86型スプリンタートレノ/カローラレビンよりも、さらにコンパクトなボディサイズ。
コンセプトカー・SV-3からは、デジタルメーターの廃止やウィングの形状の小変更。Tバールーフの廃止の変わりにムーンルーフと呼ばれるサンルーフが設定されるなど、細かな変更点はあったものの、その姿はほとんどSV-3とは変わらなかった。
ミッドシップレイアウトに収められるのは、エンジン横置き型のFF用ユニットとして開発された4A-GELU。電子燃料噴射装置を備えた自然吸気直列4気筒DOHCは、最高出力130馬力、最大トルクは15.2kgを搾り出し、その非常に軽快な吹けあがりとは裏腹に、驚くほどの厚い低速トルクを生み出してくれる。これが、日本初のミッドシップとなるMR2の全容であった。
さらに、さらに、続く〜
オマケ😃
第25回東京モーターショー、その他の展示車
トヨタFX-1
今現在見ても未来的に仕上がってます👍
ヘッドライトだけLEDにして新車発売で充分イケます😃
日産 NX-21
テスラ モデルXかと見まごうほどの出来、モデルXに先んじて1983年に早くもこのレベルとは恐るべし🤣