かずさんが投稿したカスタム事例
2021年05月30日 11時39分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
知り合いから電話があり夜乗っているとオイルの焦げた匂いと煙みたいなのが上がってくると言うので車を預かり修理することに。
原因の予想は出来ていますが預かって下回りを見てみるとオイルパンとミッションのベルハウジング辺りがオイルでベタベタになっています。
クランクシールからは洩れてる様子はなく問題無さそうです。
更に確認するためバンパーを外します。
オイルフィルター付近もオイル漏れらしいものはありますが更に上からきているのが判ります。
更に確認するとタペットカバー付近から漏れがきているのが判ります。
やはり原因はよくあるタペットカバー付近から漏れで確定です。早速部品を発注します。
とりあえず部品が来るまで洗浄します。
洗剤はいつも使っているやつです。
足回りからエンジン迄吹き付けてやり暫くおいておくと……
油分が落ちてきます。
あとは洗浄器で流してやりバンパーを付けてひとまず終了。
部品がきたので続きをします。
このタイプのEFエンジンはタペットカバーを外すには簡単には外せず一苦労します。
スロットルバルブとオイルコントロールバルブを外さないとタペットカバーが外れません😓
早速ばらしていきます。
本来は年数も経っているのでオイルコントロールバルブを外すときはOリング交換するのですが今回は再使用します。取り付け時はオイルを塗って取り付けます。
タペットカバーを外してエンジンの中を見てみると7万㌔ですが凄く綺麗です。
スロットルバルブを外したついでにカーボン落としをします。
バルブを開いてみると酷くはないですがカーボンが付着していて黒くなっています。
キャブクリーナーでもいいですが自分はエンジンチューンアップを使います。
泡状に吹き出しカーボンをすぐに溶かします。
吹き付けて暫くおくと……
カーボンが溶けてきて黒く液状になります。
更にウエスで拭くと綺麗におちました。
タペットカバーに新しいパッキンを取り付けて準備します。
プラグホールシールも交換したかったのですが本来はEFエンジンのプラグホールシール交換できない事になっておりカバーごとこうかんになります。
あとEFエンジンでもバッフルプレートが金属製なら交換は可能です。
タペットカバーが当たる角の部分に液体パッキンを塗ってカバーを付けたら外した部品をもとに戻していき乗り付けに問題が無ければエンジンをかけて暫くおいてオイル漏れが無ければ終了です。
タペットカバーからの漏れはどんな車でもおきるので早めに対処しないと漏れたオイルが下に垂れていき最後にマフラーに落ちて最悪車が燃えます。