タントのかずさんが投稿したカスタム事例
2022年01月18日 02時27分
知り合いの車ですが車検が切れるので安くして欲しいとの事でとりあえず事前確認でロアボールジョイントブーツが切れる直前だったので注文しブーツがきたので左右交換している時にやっちゃいました😓
そう不具合箇所の見落とし。見にくく見落としやすいインナードライブシャフトブーツ、しかも左のインナーで固定バンドの際でばっくりと逝っていてくれればいいものの4分の1位切れてる状態。更に運が悪い事に作業してる時は日曜日とダブルパンチ😨
部品は在庫はあるはずととりあえずロアボールジョイントブーツを交換し月曜日朝一部品卸に電話し在庫があるのを確認後テスター屋に行く前にゲットしテスター屋のリフトを借りて作業する事に。
使うのはスピージーのインナードライブシャフトブーツです。アウターブーツは各メーカーが出していますがインナーブーツを出しているメーカーは少なくその内の1社で対応車種が豊富です。
タントのインナージョイントは種類がありスピージーは全て対応しています。
ブーツに520の刻印があるのでKA03Rになります。
ブーツバンドをニッパーで切り落としブーツを切って取り外します。
中のグリスは結構残っているので切れたばかりだと思います。
作業しやすいようにある程度グリスを拭き取ります。
半割れブーツでグリスが付かないようにシャフトに被せて溝に付属の接着剤を塗りつけていきます。アウターブーツで有名なメルトブーツ等は接着剤が熱硬化タイプなのでゆっくり出来ますがスピージーは接着剤単品で普通は供給されなく接着剤が熱硬化タイプではなく水っぽいので滑りやすくブーツも柔らかいのでテキパキと作業しないといけません。
全部溝に凸部分を嵌めて嵌め込む部分を強く押し込んでやり乾いたらバンドをつけます。バンドは爪を引っ掛けで折り込み爪で固定するタイプですか折り込む方向は前進時の回転方向に折り込みます。
アウターがわのバンドを取り付けたら付属のグリスを中に入れてやります。
グリスを入れたらインナー側のバンドを付けて終わりですが自分の場合は嵌め込んだ部分に隙間ができるので瞬間接着剤をながしこんで乾かします。これで隙間が埋まり口が開きにくいです。乾いたらテスターで測定、調整し陸運局にレッツゴーです。
けっかは見事合格しました。
時間が無く急いで不具合確認したのでブーツの深いヒビや切れを見落としたみたいです。
外したブーツを見てみるとバンドのかかって際が切れています。インナーはシャフトが構造上少し押し込まれるので山の部分なら分かりやすいですがバンド際は見落としやすく気を付けないと駄目ですね。