S2000のS2の整備ブログ・S2のエンジンオーバーホール・S2の慣らし運転・S2について語ってみたに関するカスタム事例
2023年08月18日 22時34分
モータースポーツが大好きです🥰 NA8Cから始まって、FD3S、DC5-R、AP2と、乗り継いできましたが、CR-Xデルソル、EG4、EG6、DA6にも、練習車両や耐久レース車両として乗っていました。 S2のリフレッシュが完成したので、久しぶりにヒルクライムやサーキットの競技イベントに参加して、タイムアタックを楽しんでいくので、どこかで会ったら仲良くしてください♪🚗
今日は、「慣らし運転」について長々と語ろうと思います。時間のある時に、のんびりと読んでください😊
私個人の考えなので、コレが正しいと言うつもりはありません。共感できる方は参考にしてみて下さい。😉
最近の新車はパーツの精度が高いので、「慣らしなんか必要ない。」「普通に乗っていればいい。」みたいな意見が、車雑誌にまで掲載されています。
でも、私は疑問に思うのです。🤔
工業製品には『公差』というものが存在しているのに、なぜ、それを無視した発言をするのだろう?
その『公差』により、明確に各部品の"アタリ"が異なるエンジンが生産され、結果、エンジンパワーが車両によって違うのは、体感できるレベルの話なのに。。。
やはり、新しいエンジンは慣らし運転をしなくてはいけません。それも、私のS2のようにガッツリ新品パーツを投入したにも関わらず、ブロックなどのメインパーツは中古😅なんて場合は、クリアランスが正確にとれません😓
慣らしは、各パーツがダメージを受けずに、お互いのクリアランスを適正に保ち、美味しい時期を長く保つための大事な儀式なのです。
かなり過去の話なのですが、ダイノパックで比較実験を行っても、その違いは出てきています。
さて、慣らしの方法について書きますよ😄
この方法は、私がS2の最初の慣らしをしたときの方法で、その成果かは分かりませんが、14万キロ走った今も、圧縮は新車とほとんど変化無し。アイドリングも絶好調です♪😁👍
実は今回のオーバーホールも、ぶっちゃけた話、必要無いの言われたほどです🤣🤣🤣
☆慣らし運転の間は、アクセルは丁寧にゆっくり踏んでいくように心がけます。
もちろん暖機運転は必ず行います。夏なら1分程度。春秋なら2分。真冬なら3分行いましょう。
暖機運転で水温を60度以上に上げてから動き出すようにするための目安です。
ちなみに、S2の水温は78度が一番パワーが出るそうです(^-)
蛇足ですが、78~82度で安定する水温チューンをしましょう♪これがなかなか大変なんですよね〜😅💦
☆暖気をしても走り始めはエンジンは暖まっていますが、ミッションやデフのような各部分は暖まってはいません。初めの5分くらいは、車の暖気だと思ってゆっくりと走るのがポイントです。
ここまでやれば、エンジンの水温も適正値になっています。やっと、普通に走れますよ〜笑笑
お次はエンジンオイル交換の目安です。
エンジンの回転数もセットで変えていきます。
①納車~500km
最低回転数:1500rpm
常用回転数:2000~3500rpm
最高回転数:4000rpm
とりあえず、500kmまでは4000rpmまでで抑えます。
ただし、1500rpm以下は使わない方が良いです。
変に低回転で使用すると、エンジンに負担を掛けるだけですから。
慣らしが終われば1500rpmまではOKですが、慣らし中は
基本的には2000~3500rpmで走行するイメージが良いです。
必ず500kmでオイル交換をします。
オイルは安いものを入れてはいけません。純正オイルへの交換を勧めます。
ウルトラGOLD SL(API SJ級SAE 5W-40)
社外品ならば、定価5000円以下のオイルは止めたほうがいいです。
純正オイルのコストパフォーマンスは優れています。
純正より安い価格帯でオイルを探すのは止めましょう。
☆ここで、ミッションオイルとデフオイルも純正オイルで交換します! (新車の話です)
②500km~1000km
最低回転数:1500rpm
常用回転数:2000~5000rpm
最高回転数:5500rpm
500~1000kmでは5500rpmで抑えます。
ゆっくりアクセルを踏んで徐々に加速するイメージで、4500rpmまで意識して回すようにすると良いです。本当は5000rpmまで回した方が良いのですが、街乗りではなかなか回すのは難しいのが普通ですよね。
そこで、私は環状の高速道路に行きます。そして、3500・4000・4500・5000rpmで固定させて100kmずつ走ります。それだけで400kmですね
このように慣らしをすると、速度は80km/h前後で回転数が固定されるので、ミッションの慣らしにもなります。6速~3速を均一に慣らすことができるのも良いですね。ただ、ずっと5000rpmは疲れるし、エンジンにも厳しいので、10kmごとくらいでシフトチェンジして別の回転数に変更します。そうするとシフトチェンジの慣らしも出来るし、気分的にも楽ですよ♪
ちなみに、回転数が高めになる4500・5000rpmは、夜に行った方がエンジンが冷えやすいので適しています。冬なら話は別ですが、夜のほうが道路が空いているので、やっぱり夜ですね。
この慣らし方法をやっていると、突然、エンジンが軽く回り始める瞬間を味わうことが出来て、「おお♪やった~♪」って感動することが出来ますよ
ところで、1000kmでもオイルを交換するのですが、VTECに入れる領域の慣らしをするのですが、ウルトラGOLD SL(API SJ級SAE 5W-40)で問題はありません。私は今回、GR オイル 5w-40を使います。
③1000km~1500km
慣らし回転数:5000~7000rpm
最高回転数 :7500rpm
1000~1500では5000rpm以上をゆっくり綺麗に回すと良いです。要はVTECへの切り替えの慣らしをやってあげて、ハイカム領域の慣らしもやりたいわけですね。ハイカム領域は今までに使われていないので、ほぼ新品だと思って丁寧に慣らしましょう。ハイカム領域ではピストンとシリンダーの当たり面も変わってきます。
ちなみに、1速でアクセルを踏み込むとアクセルの微妙な動きがエンジンに過敏に伝わってしまうので、2速~4速を使って慣らしはやって下さい。私は深夜に高速道路や山の中で2速~4速を使って慣らしを行いました。ゆっくりと加速をしていくのが、全開走行との大きな違いですね。
慣らしが終わったら、オイル交換をして終了です♪
ガンガン踏んでS2を楽しみましょう!
\(。・∀・)<<★祝☆オメデトウ☆祝★>>
☆ここでも、ミッションオイルとデフオイルを純正オイルで交換しましょう! (新車の話です)
その後は普通に乗れば良いと思いますが、500・1000・1500の3回のオイル交換をするかしないかで、その後のフィーリングは若干ですが変わってきます。
私は今までに、車で8回、バイクで1回、合計9回の慣らし運転をやってきました。
そんなとき、とても速くて、とてもメカに詳しくて、セッティング能力の高い方に、
「古い考え方だね。そんなことしても意味ないよ」
と、言われました。
そして、その方は言うのです。
「エンジンは消耗品。壊れたら変えればいい」
そして、別の凄い方が言っていたのですが、エンジンは、慣らしをせずにガンガン回したほうが、早く性能のピークが来るそうです。その代わりに、早く性能が落ちるのだそうですが、早くエンジンのピークを引き出して、落ちてきたら売れば良いと。
考え方はいろいろだなぁ。。。
と、私は思いました。😳
私はできるだけ長く、できれば10万キロ以上、性能劣化を最低限に抑えながら、少しでも長く好調なエンジンを楽しみたいのです。
私と共感できる方は、丁寧な慣らし運転を真似してみて下さいね😉