155のアルファロメオ・#155・レプリカ・DIYに関するカスタム事例
2022年08月21日 22時24分
昼間の写真をどこかで撮ろうと思い朝日村へ…
今日は暇なんで、懐かしのBTCCを振り返りながらクルマの紹介します。
いつもと違う毛色でお送りしますが、
もし興味とヒマがあったら読んでくださいね😎
現時点の記録的に… 2号機です。
たまにはカルトな説明を
このクルマは97年車のTS 16Vです。
1995年のイギリスツーリングカー選手権を戦った155TSというマシン(FIAクラス2規定マシンなので広義にはD2と呼ばれている)のレプリカをやってみたクルマになります。
95年仕様は後期型のブリスターフェンダーがベースなのでここは1号機と比べてより忠実。
ただしこの日本仕様と違い、本物はサイドマーカーが欧州仕様でフェラーリ360モデナと共通の丸いヤツがもう少し下のラインについてます。
リアスポはレギュレーション準拠のユニコルセです。
ホイールはないのが本当に残念。
95年は19インチのスピードラインですが、こちらは17インチ( ; ; )
センターロックがいいなあ…しかしそれ以前に今やPCD98のホイールなんて選べませんしねえ。
フロントのスポイラーは貴重なアウトデコ製を切ったり貼ったりしてディテールを近づけています。
1号機 実はこちらを先に撮ってわざわざ乗り換えてきて2号機を撮りました😆
去年から信州サンデーの会場となった
長野県の真ん中、朝日村。
野菜がとても美味しい所で、緑豊かな素晴らしい所でもあります。
光の加減でミニカーみたいに見えますね(^^)
この車もTS 16Vですが、98年のファイナルエディションがベースです。 97年車とは、ヒューズボックスの配置からフロントメンバーの仕様まで結構違うんですよ!
そう!実は2号より1号のほうがクルマ新しいんです😆 ですが94年レプリカなんで、実年齢と入れ替わってしまったかわいそうなヤツ…
94年のレースマシンは前期型ベースなのでこのようなブリスターではなく普通のサイクルフェンダー。
ホイールも18インチセンターロックの6本スポーク。
スピードラインMIM名義で実際にはテクノマグネシオ製でした。買収されたばかりの頃かな?
もっとカルトになりますと、
凄くワイドに見えるDTMマシンとの比較ですが、
DTMは前期のナローフェンダーにサイクルフェンダーを追加していて全幅は1750ミリと案外常識的。
前期のノーマル車は5ナンバーサイズで1695ミリかな?
94年BTCCマシンも準じます。
一方、155の後期型はノーマルでも最初からブリスターフェンダーになっており、1730ミリあるんでイメージと違ってDTMと片側1センチしか違わないんです。
これはナロートレッドで苦労したレースチームの要望を市販車時点から入れ込んだためと言われています。
DTMはエアロのデカさが全然違いますからそうは見えませんがね。
2号機の中
特筆するような内容はありません😆
1号機の中
これもとくに普通です😆
2号機バックショット
晴れて独立ウイングが解禁となった95年のBTCCはアルファコルセ(アバルトの1部門)ではなくレースチームはプロドライブが担当しました。
日本のJTCCではユニコルセチームが走らせていましたね。
わたしの調べではBTCC撤退後も97年までこの155がスーパーツーリズモとSTWを戦っていますが、最終バージョンにもSEナンバーが振られていることから、開発自体は最後までアバルトが関わっていたようです。
1号機バックショット
BTCC94年前半5ラウンドまでの仕様はこのようにアルファ33純正ウイングに怪しげな下駄をはかせてレギュレーションを掻い潜っていました。
55号車タルキーニが連戦連勝したものの、物議を醸したため後半戦は下駄をはずして参戦。
しかし次第にエアロ解禁になったためライバル達の手加減なき開発競争が始まり、アルファもだんだん勝てなくなっていったんですよね。
ちなみに、DTMでもお馴染みのかち上げマフラーは
サーキットの騒音規制からきています。
クラス2規程で闘うBTCCマシンは155TSというエントリー名で、このクルマと同じ2000cc 4気筒NA のFFですが、ブロックは155Q4の物を使用し、ドライサンプのリバースヘッド、ミッションはシーケンシャルになっていました。
一方、クラス1マシン(DTM)は2500cc6気筒で新規開発の純レーシングエンジンを積んだ4WDモンスターマシン。市販車と同じのはモノコックのセンターくらいとなっています。
因みに、
日本でユニコルセさんが走らせたJTCCマシンはBTCCベースですが、
欧州との路面の違いから足回りはかなり違うセッティングを行っていたようですね。
2号機のフロントまわり
僕のフロントバンパーのクイックリリースはダミーですが、実際バンパーを外すとその位置にクイックリリースがちゃんとつけられます。
バンパーも最初からそのまま前に引き出せる構造になってます。
よく、155はフィアットになって妥協されたクルマ。
と言われますが、あれ違うと思う…
実際155バラしたことある人ならわかるはず😆
さわれば分かるけど結構最初から実戦を意識した作りです。というか、
「表向きは妥協と言いながらちゃっかり必要なとこは黙って入れ込んどいた」が正しいかも。
因みにサービスマニュアル見ると、
スポーツ走行に使用する際には20w-60のオイルを推奨します(`・∀・´)なんてサラッとかいてあったりします。
1号機フロントまわり。
4灯化してますが、本物はこうじゃなくてもっと目玉がデカい。
たぶん中身デルタのライトじゃないかなあと思うんですが… アバルトだけに。 あまりモノ…
エンジンのブロックも155Q4=デルタのエンジン
みたいな 笑
アルファコルセってのはWRCでデルタやってた人たちが次にやったプロジェクトなんですよね。
因みにこのリップのエアスプリッターは僕のは自作ですが、本物はダクトと称して実はダウンフォースの出るエアロパーツでして、こちらもまた物議を醸した逸品だったそうです。
後半戦はこの出っ歯リップごと1番奥で固定させられちゃったのですよねー( ; ; )だからこの顔は前半戦仕様というわけです。
仲間たちのクルマとは世代が一つ違うのですが、
一応97年までは戦ってましたので、スーパーツーリズモでは155がこのアウディを押し出し退場させるシーンはYouTubeなどで見ることができます(^^)
というわけで。
DTMと間違われるのはお約束なんで大丈夫なんですが、V6じゃないんですね!
ともよく言われます。
BTCCは本物も4発なんです…
ご先祖ジュリアGTAも4発なコトですし。😆
ツインスパークもキャブ車みたいな音して楽しいですよ。上までまわした時の咆哮もまた絶品。
あえて不等長エキマニだったりするところも好き。
あんまり弄りすぎると速さと引き換えにシビックの音になっちゃいますから、
僕が言うのはナンですが
これから155をご検討の方はよ〜く純正の良さを楽しんでみていただきたいです。
ブッソV6はもちろん最高です😆
中でもSOHCはもっと好きです。
なんせエンジンかかった瞬間からやられます。
4発もまたベクトルが違う最高のエンジン。
普通の4発の音じゃないから!😆
機会があればキャラクターの違いをぜひ味わってみてくださいね!
ではまた