WRX STIのリアディフューザーに関するカスタム事例
2019年07月23日 09時12分
おはようございます。
今回は(も?)前回と同様ダウンフォースについてですが、今回は車体上面ではなく下面、ディフューザーについてです。
ディフューザーの働きに関しては皆さんご存知だと思うので割愛します。
写真はネットで拾ってきたVABの純正状態のディフューザーもどきがついたバンパーです。スタイルパッケージなどで、バンパー下部に追加のパネルもでてますね。自分もつけてますが、正直まったく意味はないことはないですが、ほぼ意味がないです。
ディフューザーは、車体下に流れ込んだ空気を整流、後方からブッコ抜いて車体を押さえつける効果があります。この際、車高が低ければ低いほど効果があるとされています。バーチカルフィンと呼ばれるものがあるとさらに効果が上がります。あとはディフューザー後部の形状とできるだけ後ろに伸ばした方が効果があります。レーシングカーを見るとわかりますね。バンパーより後ろまで伸びてます。
さらに、車体前部から後部までまっ平らにして、バーチカルフィンで整流し車高を地面すれすれまでさげるとヤバいくらいだそうで。
以上のことから、純正状態のアレがいかに効果が薄いかお分かりいただけるかとおもいます。
で、ここからが本題です。リアに立派なディフューザーをつけてる方がちょいちょいいますよね。なのにフロントを見ると、あんまり手が入れられてない。これではバランス悪くないですか?
特に我々VABは多少マシですが、以前のモデル等もそうですがアンダーと親友なところがありますよね。ここにリアだけゴツいディフューザーなんてつけてしまったら、かなりやばいです。ブレーキングで前に荷重を移すとき、高速であればあるほどダウンフォースが発生しリアを押さえつけます。となると、フロントを入れた後ついてくるはずのリアがついてこないはずなんです。もっというと、ブレーキングで前荷重にしにくくなるはずなんですよ。だって、高速であればあるほど想像以上にリアが沈みこんでしまうから。速度が落ち、ギリギリでようやく前荷重がのりやすくなるんじゃないでしょうか。
もしリアディフューザーをつけるなら、いっそ前部からやった方が俺はいいと思います。
自分ならどちらか片方だけやれと言われたらフロントをやります。セッティング次第ですが、リアは積極的に動かしたいのです。昔のFFみたいなアライメントセッティングでLSDとサスも含めてほんのりオーバー気味に仕上げたいからです。逆を言えば、フロントをガッツリ接地させて向きを変えたいからです。そうすることにより、リアがフロントに比べフリーになるはずなので狙った挙動になると思っています。
と、ここまでまた講釈垂れましたが、つけたきゃつければいいんです。見た目は重要よ?維持するにも走るにもモチベーションは大事。