ハスラーの笑ってればいいことあるさ(*´ω｀*)きっと・・・・・・SPC・一眼レフカメラ・早く元気になりたい！・写真は難しい…に関するカスタム事例

撮影場所　鹿児島県出水市
撮影機種　canon eos 7d mkⅡ
篤姫ロケ地。
少し小雨が降ってましたが
撮影に支障は無いと判断し撮影📷

我が街は、
鶴の渡来地として有名だが
武家屋敷も又、観光としては
まぁまぁ有名？なのです📷

古い石垣と変に観光地化されて無い、
素朴な武家屋敷群です👍😊

しかし、
カメラ📷は難しい。
中々、思うようには撮影出来ない💧

でも、撮影📷は楽しい😊

プラットホームから

高校を卒業した僕達は、
出水駅のプラットホームが
決まって別れの場面だった。

一番の親友が東京に行く時も
そのプラットホームだった。
見送りにきたもう一人の友達と
彼を乗せた列車を
ホームの端まで駆けて見送った。
親友は、列車の窓から
身を乗り出し
大きく手を振っていた。
彼の姿が
涙で視界がボヤけて、
列車がカーブに差し掛かるまで、
見送った。

春の風が吹きすぎるばかりだった。

僕の彼女もやはり
出水駅のプラットホームから
大阪へ旅立った。
大学受験に失敗し、
進路の決まらない僕を
気に病んでくれて、
フリージアの花束を抱えた彼女は、
とても小さく見えた。

僕は彼女の笑顔でいっぱいの
今まで書き留めた
スケッチブックを
彼女に手渡した。
彼女の瞳には涙が溢れていた。

そして
彼女を乗せた列車が
静かに動き始めた。

流石にプラットホームを
駆け出す事は無かったが、
僕の心は張りさけんばかりだった。

そして、
いくつも、その場所から
沢山のサヨナラをした。

桜の花が咲いて
春の陽気になり
僕も又、出水駅の
プラットホームから旅立った。

いったい、あれから
いくつのサヨナラをしたのだろう？
あの長かったプラットホームは、
今はもう無く、

皆んなを乗せたあの列車も
居なくなった。

尾仲吹太
てな訳で、
又次回。